1. ブルーベリーの実を収穫するには……「異なる品種」2つの苗が必要です
3月になり、すでにホームセンターや園芸店には、ブルーベリーの苗木がずらりと並んでいます。
ここで一番注意したいのは、「ブルーベリーの木は、1本だけでは実がなりにくい」ということ。
ブルーベリーが実をつけるには受粉が必要ですが、ブルーベリーの雌しべには自分の花粉や同じ品種の花粉を拒絶してしまう性質があります。そのため、品種の異なる2本を一緒に植えることで、しっかり実をつけてくれるようになるんです。
特に、ラベルに「ラビットアイ系」と書いてあるものは、1本だけ、または同品種のみだと実ができないことが多いです。「ハイブッシュ系」は1本でも実ができやすい系統ですが、他品種と一緒に植えることで実付きがよくなり、実のサイズも大きくなります。
1.1 〈ブルーベリーの実がなる成功のポイント〉
- 「違う名前のラベルがついた苗木」を2本選んでセットで植えること
例えば、ラベルに『ラビットアイ系:ホームベル』と書いてあったら、もう一歩は同じ『ラビットアイ系』の『ティフブルー』などを選ぶといいでしょう。これだけで、実がなる確率はぐんと上がります。
園芸店などでは「この2本を一緒に植えるといいですよ」とセット販売されていることもあるので、まずはそこから始めるのが安心です。ネット通販でも、「2品種セット」が販売されていますよ。
※参考価格:2本セットで2000円から4000円程度
系統については、以下に簡単にまとめています。ラベルをしっかりチェックして、苗木を選んでくださいね。
2. 〈ガーデニング豆知識〉知っておくと選びやすい!ブルーベリーの系統について
ブルーベリーの苗木を選ぶ際は、育てる地域の気候に合った「グループ(系統)」を選ぶことです。異なる系統の2本を選んでしまうと、開花時期がずれて受粉しないといったリスクがあることが理由です。
ラビットアイ系(暖地向き)
丈夫で育てやすく、初心者さんにもおすすめの系統。関東より西の平野部など、夏が暑い地域での栽培に向いています。
ハイブッシュ系(寒冷地向き)
大粒で皮が薄く、高級感のある味わいが魅力の系統。北海道や東北、標高の高い涼しい地域に向いています。
※最近では、暖地でも育てられる「サザンハイブッシュ系」という仲間も出ています。
園芸店などで案内がなく、「どれを組み合わせたらいいかわからない」という場合は、苗木のラベルを見て、同じグループ(系統)の中から『違う名前の苗』を2本選ぶようにしてくださいね。
わが家で育てているブルーベリーは、すでに20年ほど前に植え付けたラビットアイ系の異なる2品種です。過去に一方が枯れてしまった年は、残った1本だけではほとんど実がなりませんでした。翌年、新たに1品種を植えたら、食べきれないほどたくさんの実がなりました。やはり2品種植えて、どちらもしっかり育つことが大事なようです。
