3月29日にプロ野球が開幕してから早2カ月以上が過ぎ、現在はセパ交流戦が行われています。セントラル・リーグでは4連覇を狙う広島カープがスタートでつまづき一時は最下位に沈んでいたものの、あっという間に首位を奪い返しました(6月5日現在)。

もし今シーズン優勝して4連覇を達成すると、セ・リーグでは実に46年ぶりの4連覇となります。この間、3連覇を達成したのは広島(昨年に達成)を含めて3回しかありません(残りは巨人が2回)。ちなみに、46年前の記録は、巨人が1965年~1973年に掛けて達成したあの“V9”となります。これだけを見ても、現在の広島カープの強さが分かります。

広島ファンが集う場所はやっぱりお好み焼き屋さん?

また、ここ数年は“カープ女子”と称される女性ファンも急増していますが、従前からのファンを含め、勝利の美酒に酔う日が続いていると推察されます。そうしたカープファンの多くが集う場所は、やはり、お好み焼き屋ではないでしょうか。

広島と聞くと、牡蠣と同じくらい、いや、それ以上に有名な食べ物がお好み焼きです。広島風お好み焼きの独特な美味しさは、一度食べたら癖になる人も多いはずです。

広島風お好み焼きは、小麦粉を水で溶いたものを薄く伸ばして焼いた生地の上に、キャベツやモヤシなどの野菜、肉、海鮮具材(海老、イカなど)を重ねてひっくり返し、そこに麺(中華ソバ、うどん)を加えて生地でふたをして「蒸し焼き」にするのが特徴です。

特に、麺類を入れるお好み焼きは、他の地方ではなかなか見ることができないのではないでしょうか。そして、その焼き上がったお好み焼きの上に、トッピングで牡蠣などを乗せ、ソースとマヨネーズを好みの量をかけて食べるのが“スペシャル・グレード”のようです。

広島市内を歩くと、街の至る所にお好み焼き屋(鉄板焼き屋を含む)を見つけることができます。仙台市内の牛タン焼き店、高松市内の讃岐うどん店などと同じ感覚と言えばイメージしやすいでしょうか。

意外にも?厳しい減少トレンドが続くお好み焼き屋の店舗数

しかしながら、こうしたお好み焼き屋は、全国レベルで見る限り、必ずしも広島カープのように好調とは言えないようです。