もともとは子供の幼馴染と同じ小児歯科医に通っていたのですが、ある年の春にその歯科医院が代替わりをしました。幼馴染の子は学校の集団健診で虫歯を指摘されたので、代替わりしてから初めてその歯科医院行くことに。すると後日、道端で会ったその子のママが怒って私に告げたのです。
「麻酔の量が多かったみたいで、半日麻酔が効いていたの! 先代の先生の時は2時間で切れていたのに・・・。怖いから別のところに連れていくわ」
子供に与える麻酔の量は、一歩間違えれば大変なことになります。それを聞いた私も、怖くなって歯科医院を変えることにしたという顛末です。
今通っている歯科医は、知り合いの4人のママさんが子供を通院させていたので、どんな病院なのか聞き出し、通わせることにしました。
待合室におもちゃが溢れているわけではありませんが、先生の腕が確かなので連日混雑しています。先生からの説明も分かりやすく、痛みの少ない治療を心がけており、子供への負担を少なくしようという考えが親にも伝わってきます。
親子の出入りが多い歯科医院を見つける
ママ友の口コミの他に、子供に人気のある歯医者を見つけるコツは、親子連れが多い医院を探すことです。歯医者を嫌がり、大騒ぎする子供は多いもの。子供に対して優しく接したり、診療室の雰囲気を工夫しているところには、自然と子供の患者さんが集まります。
郊外の歯科医院でしたら、「チャイルド イン カー」のステッカーが貼ってある車やファミリーカーが多く駐車しているかどうかチェックしてみるといいでしょう。ただし、建物の外見などだけで歯科医院を選ぶのは危険なので、ホームページで院長の経歴やネットの口コミなども含めて検討するようにするのが無難です。
まとめ
学校の歯科検診は決まった時間内に多くの生徒をチェックするので、結果をそのまま信じるのはリスクがありそうです。そのため、虫歯の早期発見や予防のためにも定期健診を受けることが大切ではないでしょうか。
また、子供の歯周病や歯並びの矯正など、虫歯以外にも長い目で解決していかなくてはならないトラブルが起こることもあります。信頼できるかかりつけの歯科医を見つけて通わせていくと、子供にはなかなか自覚しにくい歯の大切さを理解し、手入れの仕方を身につけるようになっていくというメリットもあるでしょう。
中山 まち子