その境界線に対する認識は、男女によって差があるようです。30~40代の男女に「どこからが浮気か」と聞いた結果、以下の回答が寄せられました。
【女性の意見】
・「2人だけで食事や遊びに行ったら浮気。デートみたいなものですから」
・「メールやLINEだけでもダメです。いつなにが起こるか分からないので」
・「女性の影を内緒にしている時点で許せません。後ろめたいことがあるってことでしょう」
・「女性に好意を伝えたら浮気」
【男性の意見】
・「なんとも思ってなくても、2人でご飯ぐらい食べに行きます」
・「相手が好きになったら浮気かな」
・「肉体関係があれば浮気」
両者の意見を比べてみると、浮気の基準は女性のほうが厳しい傾向にあるようです。男性が「セーフ」と思っている行動も、女性から見れば「アウト」であるケースも珍しくないでしょう。
養育費を受けている母子家庭は何割?
離婚後の生活をイメージすると、金銭的な不安を感じる方も多いと思います。子どもがいれば、なおさらです。そこで、養育費についても学んでおきましょう。
養育費とは、離婚後に子どもの世話をする側が、もう片方の親から支払われる費用のこと。原則では子どもが成人するまで(未成年で結婚した場合はその時点で成人とみなす)支払うことになっています。
さらに、両者の合意のうえで子どもが大学へ進学した場合、卒業まで支払いを延長するケースもあります。離婚後に教育資金で苦労しないためにも、養育費に関してしっかり話し合うことは重要です。
厚生労働省の「平成28年(16年)全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、1817の母子世帯(養育費の取り決めをしていない世帯も含む)のうち、養育費を受けている母子世帯は442世帯(24.3%)、過去に受けたことがある母子世帯は281世帯(15.5%)、養育費を受けたことがない世帯は1017世帯(56%)となっています。
また、養育費の取り決めをしている母子世帯の総数は780世帯、そのうち現在も養育費を受けている世帯は416世帯(53.3%)、過去に受けたことがある母子世帯は200世帯(25.6%)、受けたことがない134世帯(17.2%)となっています。
まとめ
お互いに惹かれ合って結ばれた2人でも、のちに離婚となってしまう可能性はゼロではありません。相手のことを十分わかっているつもりでも、価値観や浮気に対する考え方が異なっている場合もあるでしょう。
あらかじめ「お互いどのように関わっていきたいか」「どこから浮気と捉えているか」などを話し合っておくのもおすすめ。今後のケンカを防ぐためにも、自分の価値観を伝えるのと同時に、相手の考え方も把握しておくといいでしょう。
【参考】
『平成29年度 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別』裁判所 司法統計
『ドメスティック・バイオレンス(DV)とは』内閣府男女共同参画局
LIMO編集部