周囲や芸能ニュースなどで離婚した知らせを耳にすると、「うちも他人事ではない」と感じる方も多いのではないでしょうか。今や離婚に至る夫婦は、決して珍しくありません。

1度は永遠の愛を誓い合った2人が、別々の道を歩むことに…。その決断には、どのような背景があったのでしょうか。

離婚動機のダントツ1位は?

まずは司法統計(平成29年度 婚姻関係事件数)をもとに、離婚の原因をみていきましょう。続きを読む

【夫からの申し立て】

1位:性格が合わない
2位:精神的に虐待する
3位:その他
4位:異性関係
5位:家族親族と折り合いが悪い

6位以降には、「(妻の)浪費」や「性的不調和」といった理由が挙げられました。また、2位の「精神的な虐待」は、大声でどなる、人間関係に制限を設ける、無視をするなどの行動が考えられます(『ドメスティック・バイオレンス(DV)とは』より)。

続いて、妻から申し立てをしたパターンをみていきましょう。

【妻からの申し立て】

1位:性格が合わない
2位:生活費を渡さない
3位:精神的に虐待する
4位:暴力をふるう
5位:異性関係

最も多い離婚の動機は、夫婦ともに「性格が合わない」でした。2位以降は、経済的・精神的DVといった家庭内のトラブルが並んでいます。

なお、平成29年度(2017年)の妻からの離婚の申し立て件数は4万7,807件、夫側からは1万7,918件という点もポイント。離婚したいと家庭裁判に持ち込むのは妻側が多い、という現状がうかがえます。

男女で違う浮気の境界線は?

離婚動機の1位は男女ともに「性格の不一致」でしたが、「異性関係」も上位に登場しています。夫婦仲を壊しかねない、異性との関わり。一体どこからが浮気となるのでしょうか。