6月になると、雨が多く家で過ごす時間も増えますよね。お子さんがいるご家庭では友だちが遊びに来たり、逆に友だちの家にお邪魔する機会が増えてきます。

機会が増えるということは、トラブルも増える傾向に。お友だちを家に連れて来たと思ったら、その子のマナーの悪さに呆れてしまった…というケースもあるようです。そんなとき、親としてはどう接するのが良いのでしょうか。

実際の事例から学ぶ

実際にマナーの悪い子に出会ったママたちは、どのように対処したのでしょうか。その事例から、上手な対処法を学んでおきましょう。

・「小学2年生の息子が、友だちを自宅に招いたときのことです。友だちが『今日のおやつは?』と言いたげな態度で、繰り返しおやつをねだってきました。私には言いにくいのか、息子にばかり要求しているし…。

そこで、相手の親に知らせるためにも、メッセージをひとこと添えることに。『うちでお菓子を食べたがるのですが、アレルギーなどは大丈夫ですか』って。すると、次からはおやつを持参するようになりましたよ」

・「小学3年生の娘が、門限を守ってくれない友だちを連れて来ていました。しかも、学校が終わったあと家に寄らず、ランドセルを背負ったままの状態でやって来ます。

『うちの門限は17時』と伝えても、一向に帰る気配がありません。それどころか、『ママが迎えに来てくれるから』と居座るんです。さすがに腹が立ったので、『うちは17時までと決まっているから、ママにもそう伝えておいて』とお願いしておきました」

・「うちのマンションに、いわゆる放置子がいます。あちこちのお宅のインターホンを押し、『おやつが欲しい』とおねだり。大家さんに怒られたあとは、近くの公園で過ごしていました。うちの息子に対して『僕が遊び相手になってあげる』と名乗り出てきましたが、『助かるわ。でも家では遊べないよ』と伝えておきましたよ」

よその子にはどうしても「これはダメ」と言いにくく感じてしまいますが、マナーの悪い子どもには毅然と振る舞っておくのがよさそうです。その家ごとのルールは、しっかり守ってもらうように伝えておきましょう。

子どもの居場所がない現状