「FMX(フリースタイルモトクロス)」はモトクロスバイクに乗ったライダーが、キッカーと呼ばれる高さ10メートルのジャンプ台から23メートル先にある着地台に飛ぶ間に、さまざまなトリック(技)を見せる競技。スタンドの真下からライダーが駆け抜けていく超激感エリアも用意され、さらに今回はCHIMERA GAMES初となる夜のNight Sessionも開催。

その他、会場をにぎわせていたのは、大型バイクでウイリーやジャックナイフなどのフォーマンスをする「エクストリームバイク」や、D1グランプリに最多出場を果たしているTEAM VERTEXによる「ドリフト」のパフォーマンスや「ドリフト同乗体験」もあった。

「FMX」は大迫力でナイトセッションもあった


米Megabots社が2014年に生み出した巨大ロボット「MegaBots(メガボッツ)」は、高さ4.5メートルで人が操縦でき足の部分が伸縮する。砲弾サイズのペイントボールを時速190km以上の速度で発射できる。抽選で40人が実際にロボットに乗り込みパイロット体験していた。

「MegaBots」は子どもでも簡単に操縦できる


シルク・ドゥ・ソレイユの松葉づえパフォーマー

今回の注目はドイツ出身のDergin Tokmak氏による、車いす&松葉づえを使ったパフォーマンスだ。下半身に障がいを抱えているものの、人並み外れた身体能力から繰り出されるブレイクダンスは芸術とも言え、シルク・ドゥ・ソレイユの出場経験もある。

Dergin Tokmak氏の車いす&松葉づえのパフォーマンス


また、メインステージでは「Da-iCE」を始め、「MONKEY MAJIK」「スチャダラパー」「Def Tech」「DJ KAORI」他、多くのアーティストが出演するなど音楽フェスの要素もあり、入場料だけで楽しめるイベントとしてはお得感もある。

毎年、春と秋に開催され、2019年も秋に開催予定だという、子どもと一緒に屋外で身体を動かす楽しさを体験してみてはどうだろう。

鈴木 博之