3. 半期報告書から読み解く「堅実なリスクコントロール」

では、コーエーテクモは具体的にどのような運用を行っているのでしょうか。泉田氏は第17期中半期報告書のデータを引き合いに出し、同社の投資スタンスを読み解いています。

コーエーテクモの決算短信を解説する泉田氏2/3

コーエーテクモの決算短信を解説する泉田氏

出所:各資料をもとにイズミダイズム作成

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資料によると、株式の取得原価が約536億円なのに対し、計上額は約1096億円(差額約560億円のプラス)となっており、投資額が約倍に増えていることがわかります。

一方で、社債の取得原価は約543億円に対し、計上額は約390億円(差額約152億円のマイナス)です。

泉田氏が注目したのは、この「取得原価」のバランスです。「株が約536億円、社債が約543億円と、ほぼ半々にしている」 ことから、「きちんとリスクコントロールを行っている」と分析しています。

結果的に株式市場の好調がプラスに働き、全体として大きなリターンを生んでいると解説しました。