3. 投資の基本原則「卵は一つのカゴに盛るな」
投資の世界には「卵を一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。
これは、もしカゴを落としてしまった場合にすべての卵が割れてしまうのを防ぐため、複数のカゴに分けておくべきだという教えです。
同様に、米国株という一つのカゴだけに資産を集中させるのではなく、株式以外の異なる値動きをする資産を組み合わせることがリスク管理の鍵となります。
「資産の8割が米国株というのは少し不安だ」と感じた方は、以下のような「別のカゴ」を検討してみてはいかがでしょうか。
3.1 債券
債券は、国や企業などが資金を調達するために発行する有価証券です。
一般的に、株式とは異なる値動き(逆相関)をする傾向があり、株価が下落する局面で資産全体のダメージを軽減する効果が期待できます。
例:日本国債、米国債(現物またはETF)、格付けの高い企業の社債など。
3.2 金(ゴールド)
金は配当や利息を生みませんが、「実物資産」としての普遍的な価値を持っています。
インフレ(物価上昇)や地政学リスクといった不測の事態に強く、価値がゼロになるリスクが低い点が他の金融資産との大きな違いです。
例:現物の購入、金価格に連動するETF、純金積立など。
3.3 REIT(不動産投資信託)
REITは、投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設などの不動産を運用し、そこから得られる賃料収入などを分配する金融商品です。
企業の業績よりも安定した賃料収入が収益の基盤となるため、株式とは異なる値動きをする傾向があります。
例:J-REIT(国内不動産)、先進国REITなど。
3.4 日本株・新興国株
オルカンと同じ「株式」への投資ですが、投資対象国を分散させることでリスクを低減します。
為替変動リスクのない日本株や、今後の経済成長が期待される新興国(インド、東南アジアなど)への投資が選択肢となります。
例:各国の株価指数に連動するETFや投資信託など。
