5. まとめ
70歳代前半のふたり以上無職世帯では、毎月約2万8000円の赤字となる家計収支が平均的な姿であることが分かりました。
赤字部分は貯蓄を切り崩して対応する必要があるため、預金残高が減ることに不安を感じる人も多いでしょう。
対策としては資金寿命を伸ばすために資産運用を活用するほか、元気なうちは働く選択を持つのも1つです。
ただし、働いて一定以上の所得を得る場合、75歳からの「後期高齢者医療制度」において医療費の負担割合が大きくなる可能性もあります。
さらに、現在は少子高齢化による現役世代の負担軽減などを理由として、もっとも窓口負担割合が大きい「3割負担」の拡大も検討されています。
ゆとりある老後を過ごすためには、老後生活を見据えた早めの備えが重要です。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告〔貯蓄・負債編〕2024年(二人以上世帯)」
- J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」
- 厚生労働省「医療費の一部負担(自己負担)割合について」
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
池田 夕華