2. 【億り人】年間所得「100億円超」が住む場所「東京の次に多いのは?」

また、都道府県別の所得の状況についても見てみましょう。

年間1億円以上の所得を得ている人の都道府県別の人数を並べてみると、上位5位は下記のとおりです。

  • 1位:東京都(1万5397人)
  • 2位:神奈川県(3386人)
  • 3位:大阪府(2513人)
  • 4位:愛知県(2326人)
  • 5位:埼玉県(1748人)

このランキングは人口の多い順番と一致するため、「富裕層の人数は人口と比例しているだけ」と捉えられます。しかし、年間100億円超の所得を得ている人に絞ってみると、少し様相が変わってきます。

  • 1位:東京都(33人)
  • 2位:愛知県(9位)
  • 3位:神奈川県、大阪府(5人)
  • 5位:埼玉県、石川県、愛媛県(2人)

1位の東京は変わりませんが、2位に愛知県、5位には石川県や愛媛県などがランクインしており、必ずしも人口と比例していないことが分かります。

こうした都道府県がランクインしているのは、地方に拠点を置くグローバル企業のオーナーなど突出した富裕層の存在が関係していると推測されます。

2.1 大企業オーナーが地方に拠点を置くメリット

先ほど紹介した愛知県や石川県、愛媛県は世界的にも有名な大企業の拠点が置かれている都道府県でもあります。こうした企業の創業家や役員がその地域に住民票を置き続けていることが反映された結果といえるでしょう。

このような超高額所得者の存在は、自治体側にとっても大きなメリットがあります。年間100億円超ともなると、住民税による税収もかなり大きなものとなるためです。

仮に課税所得が半分の50億円だったとしても自治体には5億円もの税収になりますので、地域貢献という面から見ても大企業オーナーが地方に拠点を置く意義は大きいといえるでしょう。