2. 【墓じまい】親族トラブルと金銭負担を防ぐ4つのステップ
もちろん、代々のお墓を今の形のまま守り続けられるのであれば、それに越したことはありません。ご先祖様を大切に思い、お寺との関係を維持することはとても尊いことです。
ただし、維持が生活を圧迫したり、子ども世代の負担になり得る場合は、形を見直す判断も必要です。FPの立場から重要なのは、無理を重ねて家計が立ち行かなくなる事態を避けることです。
2.1 ①管理費の現状を数字で確認
- 年間管理費はいくらか
- 誰が支払っているか
- 将来も継続可能か
感情ではなく、まずは数字で現状を把握します。
2.2 ②独断を避け、目的を共有
方向性を共有せずに進めると、後々のトラブルにつながります。早い段階での話し合いが不可欠です。
2.3 ③納骨先と制度の確認
- 合葬墓・納骨堂・永代供養墓などの選択肢
- 自治体独自の支援制度の有無
選択肢によって将来負担は大きく変わります。制度活用も視野に入れましょう。
2.4 ④改葬許可証の取得
墓石の撤去は、自治体の「改葬許可証」を取得してから行います。これは法律で定められた必須手続きです。正式な手続きを踏むことが前提となります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)