3. 早春に苗を植えるコツ&お手入れポイント

8/10

Milena Khosroshvili/shutterstock.com

3.1 植え付け時の根の扱い

早春はまだ地温が低いため、根を激しく崩しすぎないことが大切です。多くの春苗はまだ休眠から目覚めたばかりのデリケートな状態なので、軽くほぐす程度にしましょう。

また、植え穴に元肥として緩効性肥料を混ぜておくと、気温の上昇とともに肥料が溶け出し、苗の生長を力強く支えてくれます。

3.2 水やりの時間帯とタイミング

この時期の水やりで最も注意することは、水を与える時間帯です。夕方に水をやると、夜間の冷え込みで土の中の水分が凍結し、根を傷めてしまう恐れがあるため、晴れた日の午前中におこないましょう。

また、春の風は意外と乾燥しているため、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。ただし、つねにジメジメしていると根腐れの原因になるため、土の状態をよく観察するのがコツです。

3.3 寒の戻りへの対策

春先は気候が不安定で、突然の霜や雪が降る「寒の戻り」には警戒が必要です。この時期に花が咲いた状態で店頭に並んでいる苗の中には、温室育ちのものも多いため、外気に慣れておらず寒さに敏感な場合があります。

天気予報をチェックし、霜が降りそうな夜は不織布を掛けたり、軒下に移動させたりするとよいでしょう。

4. 早春から植えられる花で一足早く春の彩りを

寒さに耐えながら根を張り、気温の上昇とともにつぼみをふくらませていく早春の花々。強い生命力を持つ花たちが、春の光を浴びて、日ごとに力強く成長していく姿を見守れるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。

今はまだ小さな苗でも、大切に育てていくことで、春本番にはあふれんばかりの花々が咲き誇ってくれるでしょう。冷たい風の中に春の気配を感じたら、お気に入りの花を見つけに、園芸店に出かけてみませんか。