「世帯別平均貯蓄1,752万円」のカラクリと世代間格差

総務省は2019年5月17日、2018年の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)」を発表しました。家計調査は「国民生活における家計収支の実態を明らかにする」ことを目的として、1946年7月以来、毎月実施されています。

これによると、2人以上の世帯における2018年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は1,752万円で、前年に比べ60万円、3.3%の減少となりました。昨年に続き2年連続の減少ですが、昨年は前年比0.4%の減少でしたので、減少幅が大きくなっていることが目につきます。

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しかし、「世の中の世帯の貯蓄の平均値が1,752万円」と聞くと、「みんなそんなに貯めているのか、私はそんなに持ってない」と嘆く人もいるかもしれません。そこで、改めてこの数値の意味を見てみましょう。

まず、大きな特徴は、調査の範囲は全国の2人以上の世帯であることです。全国の市町村から168市町村を選定し、2人以上の世帯8,076世帯を無作為に抽出して調査しているそうです。つまり、1人暮らしの世帯は含まれていません。

次に、この調査における「貯蓄」の定義です。

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金融・ビジネス分野のテーマを得意とする。ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)保有。