「世帯別平均貯蓄1,752万円」のカラクリと世代間格差

ところが、貯蓄の現在高に関する世帯分布は、下図のように、貯蓄が低い世帯のほうにかなり偏っています。2人以上の世帯について貯蓄現在高階級別の世帯分布を見ると、平均値(1,752万円)を下回る世帯が67.7%と約3分の2を占めています。

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出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成30年(2018年)平均結果速報-(二人以上の世帯)」


ちなみに、データ群の特徴を見る数値として、平均値以外に、中央値、最頻値などもあります。中央値とは、データを大きい順(あるいは小さい順)に並べたときに、真ん中に来る値です(ボリュームゾーンではありません)。今回の調査の中央値は1,036万円で、貯蓄「0」世帯を含めた中央値は978万円となっています。

一方、最頻値とは文字どおり、データの中でもっとも頻度が高いところです。先ほどの図のように、最頻値は「貯蓄100万円未満」の階級で、全体の11.0%を占めています。

貯蓄の多い高齢層、負債の多い若年層

平均値(1,752万円)を下回る世帯が約3分の2を占めていると紹介しました。では、平均値を引き上げている3分の1の世帯はどのような層なのでしょうか。ベンチャー企業の経営者のような一部の富裕層でしょうか。

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執筆者

金融・ビジネス分野のテーマを得意とする。ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)保有。