2. 【比較】「オルカン」と「S&P500」運用実績はどうなっている?
ここでは、オルカンとS&P500のこれまでの運用成績を比較していきます。
2.1 オルカンの「基準価額・純資産総額の動向」を見る(2026年3月11日基準)
- 設定日:2018年10月31日
- 設定来の運用実績:+239.09%
- 直近1年間の運用実績:+34.74%
- 直近6カ月の運用実績:+14.50%
2.2 S&P500の「基準価額・純資産総額の動向」を見る(2026年3月11日基準)
- 設定日:2018年7月3日
- 設定来の運用実績:+293.19%
- 直近1年間の運用実績:+31.64%
- 直近6カ月の運用実績:+11.87%
2.3 設定来トータルリターンを比較:S&P500が上回る結果に
ファンドの設定時期に約3カ月の差があるため単純比較はできないものの、設定来の累積リターンではS&P500がオルカンを上回っています。
- オルカン:+239.09%
- S&P500:+293.19%
2.4 直近1年間リターンを比較:オルカンが上回る結果に
直近1年の成績を見ると、オルカンのリターンがS&P500を上回る結果となりました。
- オルカン:+34.74%
- S&P500:+31.64%
2.5 直近6カ月間リターンを比較:オルカンが上回る結果に
一方、直近6カ月のリターンでもオルカンがS&P500を上回っています。
- オルカン:+14.50%
- S&P500:+11.87%
両ファンドとも設定来で約230%〜290%の成長を示しており、直近1年でも30%を超える高いリターンを記録しています。
直近6カ月および直近1年の実績を見ると、世界に分散投資するオルカンが米国集中型のS&P500を上回る結果となりました。 一方で、設定来の長期的なリターンではS&P500がオルカンを大きく上回っています。
こうした違いは、両者のリスク特性の差を示している可能性があります。
米国市場が下落局面に入るとS&P500は影響を受けやすい一方、オルカンは欧州や新興国など他地域の動きによって下振れを抑えられる場合があります。
特定の国に集中して高い成長を狙うか、世界全体に分散して安定性を重視するか、どちらにも魅力がありますが、過去の運用成績が将来を約束するわけではありません。
自身のリスク許容度に応じて選択することが大切です。
3. 【どっちが向いている?】投資タイプ別おすすめの選び方
オルカンとS&P500の向き・不向きは、投資の目的や許容できるリスクの大きさによって変わります。
値動きの偏りを抑えつつ安定的に資産を増やしたい人や、投資経験が浅い人には、世界中に分散投資できるオルカンが適しており、特定の国の経済状況に影響されにくく、長期的に継続しやすい点が魅力です。
これに対し、米国経済の成長性に期待し、価格の上下を受け入れてでも高い収益を目指したい人にはS&P500が向いており、主要なIT企業を中心とした米国市場の成長を取り込みやすいのが特徴です。
安定性を重視するのか、それとも成長性を優先するのかを明確にすることで、自分に合った選択がしやすくなるでしょう。
3.1 オルカンとS&P500、「併用」という選択肢もある
オルカンとS&P500のどちらを選ぶか迷っている場合でも、必ずしも一方だけに決める必要はありません。
両者をあわせて保有すれば、世界全体への分散効果と米国市場の成長性を同時に取り込むことが可能です。
たとえば、安定性を意識してオルカンを軸にしながら、成長の上乗せとしてS&P500を一部加えるといった組み合わせも考えられるでしょう。
判断に迷う場合は、自分が許容できるリスクの範囲に応じて比率を調整する「併用」という方法を検討するのも一つの手です。

