ちゃんと余裕を持って動いているつもりなのに、上司に「余裕を持って行動してくれ」なんて言われてしまうと、部下は思わずムッとしてしまいますよね。それが、電車遅延などの不可抗力の事態であれば、なおさら。

一方、何があっても職務に影響がないようにするのは社会としての基本中の基本。電車が遅れたぐらいで遅刻なんてもってのほか。あらゆる事態を想定して動ける人間になってくれと、心を鬼にして注意をするものの、なかなか部下の心には響かず、やきもきする上司…

オフィスでよく見る、「余裕」に対する、上司と部下の微妙な感覚のズレは、なかなか埋めることが難しいといえます。

そんな時、意外とあるあるなのが、ふだんから始業時間ギリギリな同僚が、遅延証明を武器に堂々と遅刻をしてきたときに、あっさりと上司がそれを許してしまう光景。「俺は怒られたのに。」と、ちょっとした不満を感じつつも、上司のお小言を見事にかわす同僚のテクニックに、思わず賛辞を贈りたくなる瞬間です。

あらゆる事態を想定して動くためには、時間の「余裕」だけではなく、心の「余裕」も必要なんだなぁ、ということに改めて気づかされるのではないでしょうか。

【マンガ記事】妄想シャイン

入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。

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寺須こってぃ