1.4 イカリソウ:まるで工芸品。風に揺れる繊細な造形
その名の通り、船の錨(いかり)を思わせるユニークな形状の花が特徴的なイカリソウ。一つひとつの花がまるで精巧な工芸品のようで、風にそよぐ姿は非常に繊細で美しいです。派手さはありませんが、見る人の心を引きつける独特の魅力をもっています。
半日陰や明るい日陰でも栽培可能なので、シェードガーデンとしても活躍させられるでしょう。木の根締めや、日が当たりにくい北側の庭を、センス良く彩ってくれる貴重な存在です。
管理については、高温多湿はやや苦手ですが、半日陰の環境であれば育てやすい植物です。夏の強い日差しと蒸れに注意すれば、難しくありません。
※参考価格:600~900円前後(3号ポット苗)
1.5 ミヤコワスレ:楚々とした、自然な佇まいが魅力
どこか懐かしさを感じさせるキク科のミヤコワスレ。その楚々とした佇まいと、野菊のような自然な風情が魅力です。ホワイトやブルー、パープル、ピンクがあり、春から初夏にかけて咲きます。
花壇の縁取りや、他の草花の株元を引き締める役割として最適で、洋風ガーデンにもよく合います。
品種によっては日本の夏の蒸れに弱いものもあるため、風通しの良い場所で管理すると安心です
※参考価格:500~700円前後(3号ポット苗)
2. センスの良い庭は“引き算”から。植えっぱなしでもサマになる「春待ちガーデン」を!
今回は、洋風ガーデンにも馴染む和モダンな多年草をご紹介しました。
美しい庭をつくるコツは、たくさんの花で埋め尽くすことだけではありません。植物一つひとつのフォルムや色が持つ美しさに着目し、空間に余白を残しながら配置することで、より洗練された印象になります。
今回紹介した植物たちは、いずれも主張しすぎず、それでいて確かな存在感で庭の質を高めてくれる名脇役ばかりです。ぜひ、春を待つ庭づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。
※なお、一部の植物は犬や猫がが誤食すると健康に影響を及ぼす可能性もあります。ペットを飼っているご家庭では、設置場所や植物の種類に注意してください。

