3. 老後に向けて「今」やるべき3つのこと

40歳代は、教育費や住宅ローンで支出がピークを迎える時期ですが、同時に「現役として資産を増やせる最後の黄金期」でもあります。

3.1 固定費を見直す

「なんとなく」続けている支出をカットしましょう。

  • 保険の見直し: 加入時とライフステージが変わっていませんか?過剰な保障を削るだけで月数万円浮くこともあります。
  • 通信費・住宅ローン: 格安SIMへの乗り換えや、利用頻度の低いサービスの解約を検討しましょう。

3.2 税制優遇制度(NISA・iDeCo)を活用する

2024年から始まった新NISAや、2026年にも法改正が予定されているiDeCoは、老後資金作りの強力な味方となるでしょう。

  • 40代からの複利効果: 65歳まであと20年以上あります。今からでも長期運用による複利効果は十分に期待できます。
  • 節税メリット: 特にiDeCoは掛金が全額所得控除になるため、所得税・住民税の負担を軽減しながら備えられます。

3.3 「健康」は最大の資産であることをあらためて確認する

どれだけ資産があっても、健康を損なえば医療費や介護費で消えてしまいます。

40歳代からの定期健診や人間ドックを「コスト」ではなく「自分への投資」と捉えましょう。

長く健やかに働ける体を作ることが、生涯年収を最大化する近道です。

4. 40歳代が知っておきたい「お金の教養」

目標額に届かないからといって、焦ってハイリスクな投資に手を出すのは禁物です。

【インフレリスクへの対策】

2026年現在も物価上昇は続いています。預金だけではお金の「価値」が目減りします。資産の一部を株式や投資信託などの「成長資産」に振り分けることは、資産を守るための防衛策といえるでしょう。

【「平均」という数字に惑わされない】

大切なのは世間の平均ではなく、「自分たちの暮らしにいくら必要か」です。退職金の見込み額や将来の年金額を「ねんきん定期便」で確認し、逆算して自分なりの必要額を算出しましょう。

5. まとめ

40歳代の金融資産の目標と現実には大きな開きがあります。

しかし、老後までまだ十分な時間があります。

まずは現在の資産を正確に把握し、無理のない範囲で資産形成を進めていきましょう。

参考資料