【会話例】
- 相手「昨日のサッカー、応援しているチームが負けちゃってさぁ、悔しかったよ」
- あなた「応援しているチームが負けると悔しいですよね!」
もし、相手と同じテレビを見ていたという場合には、「○○チーム、いいところまでいってたんですけどね」「○○、頑張っていたのに惜しかったですよね」と会話をつなげてみましょう。
また、相手が何チームを応援しているのかわからないような場合は素直に、「○○さんは、どこのチームを応援しているんですか?」と尋ねてみてもいいでしょう。
話をまとめて聞き返す
【会話例】
- 相手「この前、娘が新宿でスカウトされて、〇〇っていうアイドルグループの研修生になったんだよ。しかも、この5月末に東京ドームで開催予定のライブで、メインメンバーのバックで踊るらしくてね」
- あなた「娘さんがスカウト? すごいじゃないですか! しかも5月末には、もうメインメンバーのバックで踊るなんて素敵です! 東京ドームかぁ…すごい人が来るんでしょうね?」
ポイントは、相手が言ったことを要約して聞き返すことです。
事実(真偽)の確認をする
【会話例】
- 相手「今朝、会社の前で転んじゃってさぁ。まぁ、無傷だったから良かったけど」
- あなた「え! 会社の前で転んで無傷だったんですか? 奇跡ですね!」
ポイントは相手が驚くような話をしたときに、事実(真偽)を確認するように尋ねてみることです。
ただし、真偽を追求するのが目的ではなく、「そんなすごいことが本当にあったの?」とリアクションすることが目的だということは忘れないでくださいね。
「マジ?」「ホント?」と聞き返すだけでも会話が弾むことがあるのは、無意識のうちにバックトラッキング効果を活用しているためと言えるでしょう。
笑顔で丁寧に挨拶する
上司や同僚と話すタイミングが見つからない人や、自分からはなかなか話しかける勇気がないという人は、笑顔で丁寧な挨拶を実践してみましょう。
笑顔で丁寧な挨拶をすると、上司や同僚の承認欲求を満たせる可能性が高くなるだけでなく、上司や同僚からの好感度がアップする確率も高くなります。
なぜかというと、承認欲求とは誰もが持っている「大切に扱われたい」「自分を見てもらいたい」などという強い要求のことで、この要求が満たされると「認められた」と感じるようです。
相手が自分を認めてくれていると感じたら、話しかけやすくなりますね? つまり、相手があなたに話しかけてくれる可能性も高まるということになるのです。
まとめ
実は今回紹介した「上司や同僚に好かれるための行動や会話パターン」の多くは、相手を思いやることで自然と実践できるものです。上司や同僚に好かれるためにはまず、自分自身がその人たちに興味を持ち、その人たちを好きになることが一番大切なポイントなんですね。
山内 良子