3. 2026年度の年金額は2025年度から増額の予定
年金額は、物価や賃金の変動に応じて毎年度改定を行う仕組みです。2026年度の年金額は、前年度から基礎年金で+1.9%、厚生年金の報酬比例部分で+2.0%のプラス改定となる予定です。
年金額が引き上げられるのは、家計にとってプラスです。ただし、近年は物価上昇が続いており、「年金が増えた=生活が楽になった」とは言い切れません。
年金改定は物価や賃金を踏まえて行われますが、ここ最近続いている医療・食料・光熱費など生活必需品の値上がりは、体感的に大きいでしょう。支出の伸びが年金の増額分を上回ると、実質的な購買力(買える量)はむしろ目減りします。
インフレによる実質的な貨幣価値の下落は、数字では感じにくいため厄介です。振り込まれる年金額だけでなく、支出が増えている現実にも目を向けたうえで、健全な家計運営を心掛けることが大切です。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。合同会社柴田人事労務オフィス代表社員。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)