3. 2026年度の年金額は2025年度から増額の予定

年金額は、物価や賃金の変動に応じて毎年度改定を行う仕組みです。2026年度の年金額は、前年度から基礎年金で+1.9%、厚生年金の報酬比例部分で+2.0%のプラス改定となる予定です。

年金額が引き上げられるのは、家計にとってプラスです。ただし、近年は物価上昇が続いており、「年金が増えた=生活が楽になった」とは言い切れません。

年金改定は物価や賃金を踏まえて行われますが、ここ最近続いている医療・食料・光熱費など生活必需品の値上がりは、体感的に大きいでしょう。支出の伸びが年金の増額分を上回ると、実質的な購買力(買える量)はむしろ目減りします。

インフレによる実質的な貨幣価値の下落は、数字では感じにくいため厄介です。振り込まれる年金額だけでなく、支出が増えている現実にも目を向けたうえで、健全な家計運営を心掛けることが大切です。