株式会社コーエーテクモゲームスが2026年1月30日に発表した「バレンタインデー、ホワイトデーの贈り物の辞退について」というリリースが注目を集めています。
SNSには「バレンタイン中止のお知らせ」「チョコ代で課金します」「これは納得」など、さまざまな反応が寄せられています。
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出所:株式会社コーエーテクモゲームス
1. 【バレンタイン辞退】人気キャラを多数抱えるコーエーテクモゲームス
コーエーテクモゲームスは、『信長の野望』や『三國志』で知られるシブサワ・コウ氏が設立した光栄と、『デッド オア アライブ』や『ニンジャガイデン』などで知られるテクモが2010年に経営統合して誕生した、日本を代表するゲームメーカーです。
世界初の女性向け恋愛ゲーム「アンジェリーク」を生み出すなど、乙女ゲームの先駆者としても知られ、キャラクターを愛するファン文化を30年近く前から醸成してきました。
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出所:株式会社コーエーテクモゲームス
その伝統は『戦国無双』『真・三國無双』『アトリエ』シリーズなどにも引き継がれており、ファンが「贈り物をしてでも感謝を伝えたい」と思うほど魅力的なキャラクターを多数抱えています。
2. 【バレンタイン辞退】贈り物辞退の発表は今年で6回目
今回のリリースは以下のような内容です(一部を抜粋)。
日ごろ皆様から当社スタッフや作品に登場するキャラクターに贈り物をいただくことがございます。とてもありがたく、あらためて感謝いたします。
なお、受け取り対応が難しい点や安全への影響を考慮し、本年もバレンタイン・ホワイトデーにつきまして皆様からの贈り物を辞退させていただきます。
辞退の主な理由は、受取体制の難しさと安全面への配慮です。
大量の贈り物を検品・仕分けするのは非常に労力がかかり、近年のリモートワークの普及などにより、オフィスに常駐するスタッフも限られています。
安全面では、飲食物の衛生管理はもちろん、キャラクターを演じる声優宛のプレゼントにGPSが混入しているなどの可能性も考えられるため、他業界でも問題視されています。
実は同社がバレンタインデーとホワイトデーの贈り物を辞退するのは、今回が初めてではありません。
2021年の新型コロナウイルス流行をきっかけに始まり、今回で6回目。もはやファンの間では「毎年恒例の告知」となっているようです。
3. 【バレンタイン辞退】「毎年恒例のお知らせ」「チョコ代で課金します」
SNSでは今回の発表を受け、「毎年恒例のバレンタイン中止のお知らせ」「チョコ代で課金します」「これは納得」など、さまざまな反応が示されています。
ほとんどの方は共感を示しており、
- 「これが令和の推し活のあるべき姿」
- 「何千個と届くチョコを検品・仕分けするスタッフの労力を考えたら、ゲーム制作にその時間を使ってほしい」
- 「安全第一が一番のファンサービス」
などのコメントが見受けられました。
一方で、
- 「仕方ないとは分かっているものの、伝統がなくなるのは寂しい」
- 「チョコ数ランキングが懐かしい」
など、推しに愛を伝える機会がなくなっていくことを残念がる声も。
たしかにかつてはバレンタインデーが近づくと、配送業者のトラックが何台もプレゼントを運んできた、プレゼント専用の保管室として会議室が埋まってしまったなど、伝説的なエピソードが聞かれました。
しかし、現在のファンの主流は物理からデジタルにシフトしているようです。
「スタッフの手を煩わせるより、その予算でゲーム内のDLC(追加コンテンツ)を買ったり、公式グッズを購入したりする方が、推しの寿命を延ばせる」という、極めて合理的で愛に溢れた「課金型応援」のスタイルが定着しつつあります。
コーエーテクモゲームスの決断はファンの愛を「拒否」するものではなく、時代の変化に合わせた「ファンと企業の健全な距離感」を再定義するものといえます。ファンが満足して、企業側の負担の少ない「令和の推し活」について考える良い機会になるかもしれません。
参考資料
LIMOトレンド部