5月7日、就職情報大手のディスコが5月1日時点の内定率(2020年3月卒業予定の大学生・理系は大学院生を含む1293人対象、内々定含む)を発表。その結果は51.1%で、前年同期実績を8.9%上回るなど、学生側の売り手市場が続いている様子がうかがえます。

まさに今は就活真っ只中というわけですが、内定を獲得するための大きな関門が面接です。そこで今回は、面接官が候補者をふるいにかける際にチェックしているNGポイントを紹介します。グループ面接や圧迫面接についても、あわせて確認しておきましょう。

面接官がチェックするNGポイント

実際に採用担当者として数多くの採用試験を行った経験者に「面接官が見ているNGポイントは何なのか」を聞きました。面接を受ける前に我が身を振り返ってみましょう。

入室直後の印象が悪いのはNG

第一印象の決め手となるのは、身だしなみや表情といった「非言語コミュニケーション」が多くの割合を占めています。会話の内容というよりも、声の大きさやトーンが印象を左右させます。入室する前から笑顔を作っておき、しっかり気を引き締めておきましょう。

コミュニケーションでは理解力がないとNG

面接官の質問に対する理解力や聴き方などから、コミュニケーション能力を判断しています。「面白い話をしなければ」と固く考えるのではなく、相手の質問の内容を正確にくみ取るように注意しましょう。適度に相槌やアイコンタクトをとると、相手に好印象を与えられます。

漠然とした話はNG

面接では学生時代の経験から、どのような行動をするのか、どんなスキルがあるのかなどをチェックしています。具体的なイメージを伝えられるよう、固有名詞や数字を用いて説明するのがコツです。また、ただ経験談を伝えるだけでなく、そこから学んだこともあわせて伝えておきましょう。

企業研究不足を見抜かれるのはNG

志望動機や会社の商品・サービスの利用経験などから、この仕事を本気で望んでいるかも確かめられています。付け焼刃の企業研究ではボロが出るかもしれません。しっかり取り組んで、会社に関する質問をいくつか用意しておくことも大切です。

グループ面接・圧迫面接の意図と対策