3. 食品値上げの動向と家計防衛策
帝国データバンクは、食品主要195社の公表資料を基に、家庭用中心の飲食料品の値上げ動向を整理しました。2025年の値上げは合計2万609品目で、2024年(1万2520品目)を約6割上回り、2年ぶりに2万品目を超えています。
背景として、物流費・人件費などサービス由来コスト増の比率が高まるなど、国内要因への変化が指摘されています。
2026年は、4月までの判明分で3593品目と、前年同時期に公表した2025年見通し(6121品目)を下回るペースです。通年では、1万5000品目前後まで到達する可能性を示しています。
値上げは一過性のラッシュではなく、今後常態化する可能性があります。そこで家計防衛の手段として、以下の行動を意識しましょう。
- 食費の月予算を先に確保し、特売・まとめ買い・代替品などを意識する
- 固定費(通信・保険・サブスク)を点検する
- キャリアアップや副業などで収入を増やす
政府による支援は一時的かつ限定的です。行政に頼らなくても健全な家計を維持することが、各家庭における基本です。インフレが続いて家計にとって厳しい時期が続いていますが、しっかりと黒字家計を維持するための取り組みを進めていきましょう。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。合同会社柴田人事労務オフィス代表社員。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)