4. 在職老齢年金の改定によるシニアの働き方への影響
在職老齢年金の支給停止を避けるために、勤務時間を減らすなどして給与を調整していた人は、在職老齢年金の改定によって働きやすくなります。
支給停止開始または全額支給停止となる総報酬月額相当額が引き上がることになるからです。
内閣府の「令和7年版高齢社会白書」によると、65歳以上69歳未満の人の就業率は年々上昇し、直近では53.6%に達しました。
人手不足の緩和という社会的ニーズと収入ややりがいを求める高齢者のニーズの高まりにより、今後とも高齢者の就業率は高くなることが予想されます。
さらに、在職老齢年金の改定によって、年金を受け取りながら無理のない範囲で働くという人も増えるでしょう。
5. まとめ
2026年4月から施行される在職老齢年金の改定により、支給停止調整額が引き上げられます。
改定によって、これまで支給停止されていた年金が全額支払われるようになったり停止額が減ったりして、手取りの年金額が増えます。
働きながら年金を受給している人または受給予定の人は、今回の改定を機会に自身の働き方を再検討してみましょう。
参考資料
西岡 秀泰