2026年1月23日14時に田中貴金属工業が公表した金の店頭小売価格は、1グラムあたり2万7949円と、過去最高値を更新しました。
「金価格が高騰しすぎて、今からではもう手が出せないのでは」と感じていませんか。
しかし、長期投資が前提で、コツコツ資産を積み上げていく「純金積立」なら、今から金投資を始めても”遅すぎる”ことはないでしょう。
この記事では、2025年末までのデータを用いて「毎月1万円を10年間積み立てた場合」のリアルな運用成績をシミュレーションします。元本120万円がどのように増えたのか、具体的な結果を見ていきましょう。
1. 月1万円の純金積立を10年続けたら?2016年〜2025年の実績シミュレーション
過去10年間の金価格データに基づき、もし純金積立を続けていたら資産がどの程度増加したのか、具体的なシミュレーションで確認します。
1.1 シミュレーションの前提条件
- 積立期間:2016年1月から2025年12月までの10年間
- 積立手法:毎月1万円を定額購入する「ドルコスト平均法」を採用(各月の初回営業日価格で買付)
- 積立総回数:120回
- 買付手数料:税込1.65%を想定し、手数料を引いた9835円を毎月の金購入に充てる
- 評価基準価格:2025年12月31日時点の価格(1gあたり2万3051円)で算出
1.2 投資総額と手数料の内訳
- 総投資額(元本):1万円 × 120カ月 = 120万円
- 手数料の合計:165円(1万円の1.65%) × 120カ月 = 1万9800円
- 金購入に充てた金額:120万円 - 1万9800円 = 118万200円
1.3 10年間の運用シミュレーション結果
シミュレーション対象の10年間は、金価格が1グラムあたり4000円台から2万3000円を超える水準まで、歴史的な上昇を見せた期間でした。
この期間に、毎月決まった金額を投資し続ける「ドルコスト平均法」を用いた場合、運用結果は以下のようになります。
- 購入した金の総量:約149.23g(平均購入単価は約7908円/g)
- 2025年末時点の評価額:149.23g × 2万3051円/g = 約343万9890円
- 運用による利益:343万9890円 - 120万円 = 約223万9890円
この結果、運用益は投資元本に対して約186%のプラス(資産は約2.8倍)となりました。2016年時点では4000円台だった金価格が、2025年末には2万3000円を超えるまでに高騰したことが、この大きなリターンにつながっています。
特筆すべきは、購入タイミングの判断を不要にする「ドルコスト平均法」の効果です。価格が高い時期は少量、安い時期は多めに金を購入する仕組みが、結果として高値での購入リスクを軽減し、資産の成長に貢献しました。

