5. まとめにかえて
今回は、最新の司法統計をもとに、相続トラブルが実は身近な問題であることについて解説しました。統計を見ると、トラブルの多くは遺産額5000万円以下の一般的な家庭で起きています。さらに、都市部では不動産中心の相続になりやすく、分けにくさが争いの火種になりがちです。
相続トラブルは解決までに1年以上かかるケースも少なくなく、生活面への影響も無視できません。だからこそ、「うちは大丈夫」と思い込まず、元気なうちに家族で財産の内容や希望を共有しておくことが大切です。まずは相続の基本ルールを知ることから、円満な引き継ぎへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定講師
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定講師として、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2026年1月9日更新)