4. 【後期高齢者医療】2026年7月末まで「資格確認書の暫定措置」
今回は、2026年度から始まる後期高齢者医療制度の保険料改定について解説しました。新たに「子ども・子育て支援金」が加わり、保険料の上限は医療分と支援分の“2階建て”で87万1000円へ引き上げられます。東京都の試算では平均保険料も上昇し、年金収入に応じて年間数千円から数万円規模の負担増が見込まれています。保険料の負担は増えますが、新たに加わる支援金は少子化対策を支える仕組みの一つです。すでに従来の健康保険証は使えなくなり、現在は「マイナ保険証」か「資格確認書」で受診する形に移行しています。資格確認書を全員に申請不要で交付する暫定措置は、2026年7月末で終了する予定です。
8月以降の取り扱いは自治体からの案内を確認し、必要であれば手続きを行いましょう。なお、「資格確認書」と、保険料滞納時に交付される「資格証明書」は別のものなので、混同しないよう注意が必要です。
参考資料
- 官報 第1630号「政令第四号 高齢者の医療の確保に関する法律施行令及び前期高齢者交付金及び後期高齢者医療の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令」
- 厚生労働省「後期高齢者医療の保険料の賦課限度額について」
- こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度について」
- こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度のQ&A」
- デジタル庁「8月以降順次切り替え!健康保険証の注意点は?(後期高齢者医療制度・国民健康保険の被保険者の方)」
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
- 東京都後期高齢者医療広域連合「保険料の決め方・賦課」
- 東京都後期高齢者医療広域連合「給付の内容」
- 東京都港区「令和8・9年度の後期高齢者医療制度保険料について」
橋本 優理
