2. 投資信託の定期売却サービスとは
リタイアした後は、資産形成期から資産活用期に移行します。自由な時間が増え、これまで蓄えてきた資産をどのように活用するのかを考える必要があります。
便利なサービスの一つが、証券会社が提供している投資信託の定期売却サービスです。あらかじめ設定した条件に沿って、証券会社が自動で投資信託を売却してくれるサービスです。
老後資金の取り崩しなどに活用できる便利な機能として、ネット証券を中心に拡充が進んでいます。このサービスのメリットは、一度設定すれば自動で売却され、都度手続きする必要がない点です。
運用しながら取り崩せるため、資産寿命を延ばすうえでも効果的です。
2.1 定額売却
定額売却は、毎月5万円ずつといった形で1回あたりの売却金額を決めて売却する方法です。毎月一定額の収入が得られるため、生活費の管理がしやすいという特徴があります。
家賃や生活費などの固定支出に充てる場合に適しており、受取金額が予測しやすいため安心感があります。ただし、取り崩し期間の前半に運用実績が悪化すると、想定以上に資産が減る可能性がある点に注意が必要です。
2.2 定率売却
定率売却は「毎月2%ずつ売却する」といった、保有口数に対して売却する率を指定する 方法です。この方法では、資産残高に応じて売却額が自動的に調整されます。
保有資産の残高に応じて売却額が自動調整されるため、資産の寿命を延ばしやすい点がメリットです。
ただし、取り崩しが進むにつれて資産残高が減少するため、受取金額も徐々に少なくなっていきます。生活費として一定額が必要な場合、後半になるほど不足する可能性がある点に注意が必要です。
