2. 障害年金、はじめての受給は「3年以内」・継続受給者「3年・5年」の更新期間が多数派
「障害年金は一生もらえる」とは限りません。日本年金機構の最新統計(令和5年度決定分)を見ると、更新手続きの頻度がわかります。
2.1 新規裁定「3年以内」の更新が多い
初めて受給が決まった際、約6割の人が「1〜3年」という短い期間で次の診断書提出(更新)を求められています。
- 更新期間2年・3年:合計で約58%
- 永久固定(更新なし):わずか8.5%
つまり、初期段階では「状態が変化する可能性がある」と判断されることが一般的です。
2.2 再認定でも「3年」と「5年」更新が多い
数回の更新を経て状態が安定してくると期間は延びる傾向にありますが、それでも「永久固定」と認定される人は全体の約17.7%に留まります。
多くの受給者が、数年ごとに「今の状態」を医師に証明してもらい、再審査を受けることになります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)