3. 単身世帯の資産形成は「早めの家計確認」がカギ
年度末が近づくこの時期は、自分の貯蓄状況を客観的に確認する良い機会です。
年代別データを見ると、おひとりさま世帯の貯蓄額は年齢とともに増える傾向があるものの、中央値に注目すると、実際には十分な資産を持たない層が各年代で一定数存在していることがわかります。
特に30歳代から50歳代にかけては、「金融資産非保有」が3人に1人前後と高く、平均値だけでは実態を捉えきれません。
収入の安定性や資産形成を始めた時期、金融リテラシーの違いが、こうした格差を広げていると考えられます。
貯蓄の多寡を単純に良し悪しで判断することはできませんが、将来の選択肢を広げるためにも、自身の立ち位置を客観的に把握することは大切です。
まずは家計の状況を整理し、無理のない範囲で資産形成を考えていきましょう。
参考資料
加藤 聖人
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)