2026年がはじまり早くも1か月が過ぎようとするこの時期。「今年こそ貯蓄を頑張るぞ」と決めた方も多いかもしれません。

貯蓄に取り組むときに見直したいのが、日々の小さな習慣です。ここでは、日本における富裕層の割合を紹介したうえで、お金に好かれる人の行動を紹介します。

1. 【富裕層】資産1億円以上の人、全世帯の何パーセント?

野村総合研究所によると、日本における純金融資産保有額の分布図は下記のとおりです。

  • 3000万円未満:4424.7万世帯
  • 3000万円以上5000万円未満:576.5万世帯
  • 5000万円以上1億円未満:403.9万世帯
  • 1億円以上5億円未満:153.5万世帯
  • 5億円以上:11.8万世帯

野村総合研究所では資産1億円以上を富裕層と位置づけており、合計で165.3万世帯との結果が出ています。全体の世帯数は5570.4万世帯ですので、富裕層は全体の約3%に留まる計算です。

一方、最も多いのは資産3000万円未満のマス層で、その数は4424.7万世帯にものぼります。

まとまった資産を築ける人とそうでない人との違いには、もちろん所得の差や親族で引き継ぐ資産の有無なども大きく関わるでしょう。しかし、筆者は銀行員として働くなかで、お金を貯められる人にはいくつか共通の特徴があることに気が付きました。

続いての章で、お金に好かれる人の行動を紹介していきましょう。

2. お金に好かれる行動(1)ブランドものにこだわらない

富裕層と聞くと、ブランドものをたくさん身につけているイメージを持つ方もいるかもしれません。もちろんそういったファッションを好む方もいらっしゃいますが、筆者の銀行での経験上、資産の有無はほぼ見た目では分かりません。

「何億円の資産を持っていても量販店の洋服しか着ない」という方もいらっしゃいましたし、反対に「いつもオシャレなファッションだけどカードローンの残高が多い」という方にも出会いました。

生活のどこにお金を使うかは個人の価値観によって異なるものの、お金を貯めたいのであれば見栄のためにブランドものを好んで購入することは避けるべきといえるでしょう。

3. お金に好かれる行動(2)ここぞという場面ではお金を惜しまない

お金に好かれる人は節約ばかりをしているわけではありません。むしろ、ここぞという時にはお金を惜しまなく使う傾向にあります。

たとえば、大切な記念日や家族との海外旅行、古い友人との食事など「人との縁」や「経験」には迷わずお金を使います。もしかしたら、富裕層にとってお金とは「ただ貯めるためのもの」ではなく、「人生を豊かにしてくれる手段」なのかもしれません。

お金に好かれるためには、「お金を使うべきところとそうでないところ」を判断する基準を持っておくことが大切です。

4. お金に好かれる行動(3)税制を積極的に活用する

お金に好かれる人は、税金に関する情報収集に積極的に取り組みます。

所得税で「累進課税」が導入されている日本では、所得が多い人ほど大きな税負担を負っています。そのため、富裕層にとって税金の知識があるかどうかは自分の資産に直結する問題でもあるのです。

とはいえ、税金に関する知識は富裕層だけでなく、これから資産を築いていく人にとっても大切なものです。

たとえば、「ふるさと納税はお得って聞くけど、何となく面倒で取り組んでいない」という方も多いかもしれません。しかし、せっかくある税制は活用したいもの。

今年はぜひ気になっていた税制について学んでみることもおすすめです。

5. まとめにかえて

今年の貯蓄の目標を達成するためには、まず自分の消費行動に関する習慣を振り返ってみることが大切です。家計の収支の見直しとともに自分のクセを見直してみると、意外と無駄遣いをしているきっかけが見つかることも少なくありません。

ただ「毎月〇万円貯める」という単純な目標を立てるだけでなく、お金に対する価値観そのものを見直してみることで、きっと貯蓄のスピードがアップしていくはずです。

参考資料

椿 慧理