保護者の不注意により、子どもがケガや病気をしてしまうことはもちろんあります。そんなケガをさせてしまったときには、多少責められても文句はいえないでしょう。

しかし、どんなにちゃんと注意していても、どんなに側で見守っていても全てのケガや病気を避けられるワケではありませんよね。コケながらバランスの取り方を覚えたり、病気に打ち勝ちながら免疫を獲得したりなど、ケガや病気は成長の証ともいえるのではないでしょうか。そう、誰のせいでもないのです!

前述の激怒した夫に謝ってしまったママ友も、夫に対して謝罪していたのではなく、子どもにケガをさせてしまったという自責の念に駆られて“謝罪”という手段を取ってしまったのではないでしょうか。

もしも、擦り傷や虫刺されなどの子どものささいなケガについて、パートナーから激怒されるような場面に遭遇したら、謝るのではなく、子どもがすくすく成長している証であることをしっかりと伝えるという対処がベストだろうと筆者は考えます。

子どもの軽微なケガは成長の証!怒るなんて筋違い

今回紹介したママ友のケースはまれな激しいケースかもしれませんが、子どものケガに対して夫や祖父母が過敏で、小言を言われると悩むママは意外と多いのではないでしょうか。

子どもは、大人の想像をはるかに超えたスピードで成長します。行動範囲はみるみる広がり、足はどんどん速くなり、探究心もぐんぐんアップします。「昨日できなかったことが、今日はできるようになっている」なんてこともよくありますよね。そんな中で起きた軽微なケガは、成長の証!「わが子はすくすく成長中です!」と自信を持ちましょう。

上田 みどり