4.1 夫婦の「年金加入状況別」に受給額を試算する
ここでは、厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、夫婦それぞれの年金加入パターンに応じて、受け取れる年金額をシミュレーションしていきます。
【夫婦それぞれが平均水準の年金を受給した場合のシミュレーション】
- 夫(厚生年金)+妻(厚生年金)のケース:月額28万1380円
- 夫(厚生年金)+妻(国民年金)のケース:月額22万7549円
- 夫(国民年金)+妻(厚生年金)のケース:月額17万3008円
- 夫(国民年金)+妻(国民年金)のケース:月額11万9177円
※厚生年金には、国民年金部分が含まれています。
夫婦の年金加入状況によって、老後に受け取れる金額には大きな差が生じます。
夫婦ともに厚生年金に加入している場合や、夫が厚生年金・妻が国民年金という組み合わせであれば、月額20万円を超える年金を受給できる可能性があります。
一方で、夫婦ともに国民年金のみを受給するケースでは、月額はおおよそ10万円前後にとどまることが多いのが実情です。
上記をふまえ、現役のうちから自分の年金額を把握し、将来の収支を見通しておくことが重要といえるでしょう。
5. 年金だけでいくら受け取れるのかを知り、早めに老後の備えを考えよう
本記事では、公的年金(国民年金・厚生年金)の平均支給額や、受給額別の人数について紹介していきました。
公的年金だけで老後生活を支えている人は全体の43.4%を占めており、多くの世帯にとって年金収入だけでは十分とはいえない現状があります。
将来の生活設計に向けて、早い段階から自身の年金見込額を把握し、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用しながら、老後の収支を具体的に考えていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
マネー編集部年金班