高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが2025年に行った「中高生の教育費負担実態調査」の内容についても一部ご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2026年3月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・2026年3月締め切りの奨学金】公益財団法人クマ財団 「クリエイター奨学金(AI)(2026年度)」
クマ財団は、「才能を持った人に、いいものを作ってほしい」という想いのもと2016年に活動をスタートしました。
25歳以下の学生クリエイターを対象とした返済義務のない、本『給付型奨学金』に加え、「INPUT / 学び、OUTPUT / 創作活動、OUTCOME / 成果発表」といったクリエイティブサイクルの構築も、総合的にサポートしています。
1.1 【返済不要・2026年3月締め切りの奨学金】公益財団法人クマ財団 「クリエイター奨学金(AI)(2026年度)」
【対象の課程】大学,専修学校,短期大学,大学院,高等専門学校
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2026年3月4日(水)まで
【支給人数】50名程度
【支給金額/人】120万円(月額10万円)
【支給期間】原則として2026年4月から2027年3月までの1年間
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】次のすべてに該当する者とします。
(1)2026年 4月に、高専4年生以上及び専攻科、専門学校、短期大学、大学、大学院に在籍する学生
(2)2026年 4月1日時点で25歳以下の者
(3)クリエイターを目指し創作活動をしている者。未開発な領域に挑戦し、新しい価値を創造しようとしている者。伝統から新たな価値を創ろうとしている者。
(4)日本国籍を有する者。または留学等の法務省が認める適法な在留資格を有し、本奨学生の活動に参加可能な者
【募集団体】公益財団法人クマ財団
【奨学金概要】クリエイター奨学金応募要項
2. 【返済不要・2026年3月締め切りの奨学金】公益財団法人ロータリー米山記念奨学会「クラブ支援ロータリー米山記念奨学金(2026年度)」
公益財団法人ロータリー米山記念奨学会は日本全国のロータリークラブ会員の寄付金を主な財源として、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し奨学金を支給し支援する、民間最大の国際奨学団体です。
2.1 【返済不要・2026年3月締め切りの奨学金】公益財団法人ロータリー米山記念奨学会「クラブ支援ロータリー米山記念奨学金(2026年度)」
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2026年4月入学予定者:2026年3月1日締切(本記事ではこちらのご紹介です)
2026年9月または10月入学予定者:2026年8月1日締切
【支給人数】10名程度 ※1地区につき枠外採用人数は最大1名、枠内採用人数は地区裁量とする。
【支給金額/人】361万円
① 大学学部課程:月額10万円
② 大学院修士課程:月額14万円
③ 大学院博士課程:月額14万円
・合格者には渡航費として上限25万円までの費用を日本円で支給
【支給期間】2026年4月入学の場合:2年間(2026年4月~2028年3月)
2026年9月または10月入学の場合:2年間(2026年9月~2028年8月または2026年10月~2028年9月)
【成績制限】ー
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】不可(他の給付型奨学金と併給不可)
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】学部生・修士生・博士生 外国人留学生
【資格・条件】以下の項目に該当する者とする。
① 2026年4月、9月または10月に、文部科学省が所管する日本の大学・大学院正規課程に入学または編入学予定の外国人留学生であること。
② 日本の大学・大学院の学位取得を目的としている者。
③ 長期履修学生制度の学生、研修生、研究生、6か月未満の短期留学生などの非正規学生でないこと。
【募集団体】公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
【奨学金概要】海外応募者対象 ロータリー米山記念奨学生募集要項
いかがでしたでしょうか。
「2026年3月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【中高生の教育費負担実態調査】卒業・新入学、入学後に就学のためにかかった費用は高校1年生の「制服」で8万621円
奨学金は、大学生や大学院生、大学進学予定の学生に給付される場合が多くあります。
しかし、中学校や高校の入学や、入学前後にも多くに費用がかかります。
子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下セーブ・ザ・チルドレン)は、経済的や生活上の困難がある世帯を対象に、中学・高校の入学に関わる費用の一部を支給する「子ども給付金 ~新入学サポート 2025~」を実施しました。
本給付金の利用世帯に対し、中学・高校の卒業・入学にかかった具体的な費用や、政府への要望に関するアンケート結果をまとめた報告書を、2025年10月末に発表しています。
アンケートは2025年8月に実施。本調査では、卒業・入学にかかる費用が前年より高額化傾向にあり、授業料以外に家計を圧迫する私費負担の実態が見えてきました。
なお、本調査は、経済的に困難な状況にある全国46都道府県の保護者(大半がひとり親世帯・女性)436人と、中高生148人から有効回答を得ています。
「卒業・新入学(入学式まで)にかかった費用」についてのアンケート結果では、高校1年生の「制服」にかかった費用の平均額が8万621円です。
また調査した「制服代」「卒業アルバム代」「教科書・教材費」 「パソコン・タブレット代」全項目において、2024年度の調査より金額が上昇しており、特に制服代は中1、高 1 どちらも約1万円増加していました。
また、「卒業・新入学時に必要な支援」についてのアンケートでは、保護者の67.7%、中高生の73%が「制服・運動着などを安く買えるようにすること」と回答しています。
ほかには「学校に必要な教科書や副教材は学校が用意すること」「学校指定品をなくして、安い商品を選べるようにすること」も半数以上が選択する結果となりました。
奨学金制度は、大学生を主な対象としている場合が多いですが、経済的な困難を抱える家庭にとって、中学生や高校生の制服代や学用品費といった教育費の負担も無視できない大きな問題となっています。



