4. まとめにかえて
75歳以上の方が支払う医療費の窓口負担は、所得の状況によって1割から3割の間で決まります。たとえ1割負担であっても、年齢を重ねて病院に通う回数が増えたり、入院が長引いたりすれば、家計への負担は決して小さくありません。
家計調査のデータからは、75歳以上の夫婦リタイア世帯では、年金などの収入よりも支出が上回る「家計の赤字」が継続していることが分かります。
公的年金だけに頼りすぎず、急な病気や介護、住まいの修繕といった予期せぬ出費に備えて、自由に使えるお金をしっかり確保しておくことが大切です。
老後の暮らしを安定させるためには、早い段階から医療や介護のコストを見込んだ資金計画を立てる必要があります。
将来の収支をあらかじめ予測し、計画的にお金を準備しておくことが、豊かなセカンドライフを送るための大きな分岐点となるでしょう。
参考資料
丸山 大輝
執筆者
AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1997年生まれ。大学を卒業後、大手証券会社を経てWebライターとして独立。金融・資産運用分野を中心に1000本以上の記事を執筆し、大手銀行系メディアでの実績も持つ。AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格を活かし、専門的な内容を初心者にも分かりやすく伝える記事制作を得意としている。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)