4. まとめにかえて

75歳以上の方が支払う医療費の窓口負担は、所得の状況によって1割から3割の間で決まります。たとえ1割負担であっても、年齢を重ねて病院に通う回数が増えたり、入院が長引いたりすれば、家計への負担は決して小さくありません。

家計調査のデータからは、75歳以上の夫婦リタイア世帯では、年金などの収入よりも支出が上回る「家計の赤字」が継続していることが分かります。

公的年金だけに頼りすぎず、急な病気や介護、住まいの修繕といった予期せぬ出費に備えて、自由に使えるお金をしっかり確保しておくことが大切です。

老後の暮らしを安定させるためには、早い段階から医療や介護のコストを見込んだ資金計画を立てる必要があります。

将来の収支をあらかじめ予測し、計画的にお金を準備しておくことが、豊かなセカンドライフを送るための大きな分岐点となるでしょう。

参考資料

丸山 大輝