3. まとめにかえて
今回は新年にあわせて最新データで見る家計の実態として、学歴別の賃金事情と年収別の貯蓄実態を解説しました。
賃金は多くの人で50代後半にピークを迎え、学歴による差も依然として存在しています。一方で、年収が高くても貯蓄が増えていない世帯が一定数あることも明らかになりました。
特に単身世帯では、年収1000万円を超えても「貯蓄ゼロ」というケースが珍しくありません。この結果から見えてくるのは、収入額そのものよりも「お金の使い方」が重要だという点です。
若いうちから少額でも貯蓄の仕組みを作ることで、将来の選択肢は広がります。「まだ先の話」と思わず、今の家計を一度立ち止まって見直してみることも大切です。新年のこのタイミングを、自分なりのお金との向き合い方を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定講師
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定講師として、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2025年12月16日更新)