3. 個人向け国債と定期預金、どちらがおすすめ?
まとまったお金を一定期間預けるという貯蓄方法には、個人向け国債のほかに定期預金もあります。どちらを選べば良いか迷う方もいるかもしれません。
そこで、それぞれの方法に向いている人の特徴をまとめましたので、迷った際の参考にしてください。
3.1 個人向け国債がおすすめな人
- 定期預金より高い金利で運用したい人
- 今後の金利上昇に期待している人(変動10年の場合)
- 数年~10年程度、資金の使い道がない人
- 資金が1000万円を超える人
個人向け国債は定期預金と比較して金利が高いことが多いため、より効率的に資産形成したい人に向いています。また、個人向け国債は満期が3年・5年・10年であるため、数年から10年程度、使い道のない資金がある場合におすすめです。
金融機関が破綻した際の保護制度として「預金保護制度」がありますが、定期預金は元本1000万円までとその利息分が保護となり、それを超える分は対象外です。しかし、個人向け国債は全額が元本保証の対象となるため、1000万円超の資金がある人は個人向け国債を選ぶと良いでしょう。
3.2 定期預金がおすすめな人
- 短期間の運用を希望する人
- 解約しやすさを確保したい人
- 複利効果を利用したい人
- 資金が1000万円以下の人
定期預金の預入期間は、金融機関にもよりますが1ヵ月〜10年と幅広く選択可能です。1年未満など短期間の預け入れを希望する方には、定期預金が向いています。
また、急な出費のため換金せざるを得ない場合、定期預金は比較的容易に中途解約手続きできます。しかし、個人向け国債は購入後1年間は中途解約できないため、購入後1年未満の急な出費に対応できない可能性があります。
自身の状況に合わせて、個人向け国債と定期預金のどちらが向いているかをチェックしてみましょう。
4. おわりに
個人向け国債には3つの種類があり、現在は固定5年が人気です。しかし、今後さらに金利が上昇すると見込まれる場合は、変動10年の人気が高まることが予想されます。
個人向け国債は金利変動の影響を受けるとはいえ、半年ごとに利子が受け取れるほか、満期時には元本がそのまま返還されます。
定期預金よりも利率が高く、投資商品のように元本割れリスクがないため、資産を減らすことなく資産形成していきたい方におすすめといえます。
参考資料
木内 菜穂子