公的年金の支給日は、偶数月の15日です。15日が土日祝日にあたる場合は、直前の平日に前倒しされます。

なお、年金支給日には「年金生活者支援給付金」という給付金も振り込まれます。

年金生活者支援給付金は、所得が一定基準に満たない年金受給者の生活を支援するために設けられた制度です。

一時的な給付とは異なり、公的年金と同様に2カ月に一度、継続的に支給される点が特徴です。

給付額は基礎年金の種類によって異なりますが、公的年金に上乗せされるため、貴重な収入源となるでしょう。

この記事では、年金生活者支援給付金の対象者、給付額、そして手続きの方法について詳しく解説します。

1. 年金生活者支援給付金の概要

「年金生活者支援給付金」ってどんな制度?

年金生活者支援給付金制度について

出典:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」

「年金生活者支援給付金」は、公的年金などの収入を含めても所得が低い世帯を支援する給付金制度です。2カ月に1回の年金支給日に、年金に上乗せされる形で支給されます。

近年、たびたび実施される「住民税非課税世帯への給付金」のような一時的な支援とは異なり、支給要件を満たし続ける限り継続して受け取れる恒久的な制度です。

年金生活者支援給付金には、以下の3つの種類が存在します。

1.1 給付金の種類は3つ

  • 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金を含む)
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

それぞれの給付金について、どのような方が対象になるのか見ていきましょう。