12月15日は公的年金の支給日でした。この日、年金とは別に「年金生活者支援給付金」という給付金が振り込まれた人もいます。

年金生活者支援給付金は、「年金受給者の生活を下支えする」という目的で創設された恒久的な制度です。こうした性質上、支給要件を満たしている限り、公的年金の支給日にあわせて2カ月に1度のペースで”継続して”給付金が支給されます。

なお、年金生活者支援給付金の対象となる方は、期日までに手続きを済ませる必要があります。

もし、日本年金機構から届いた年金生活者支援給付金の請求書をまだ提出されていない方は、2026年1月5日(月)必着で提出してください。10月分からさかのぼって振り込まれます。この期日に間に合わなかった場合は、請求した月の翌月分からの支払いとなってしまいます。

さて、年金にプラスして受けとれる貴重な収入となる年金生活者支援給付金。

どのような要件を満たす人が、月いくら、受けとれるのでしょうか。

本記事では、年金生活者支援給付金について、対象者や給付額、手続き方法について解説していきます。

1. 年金生活者支援給付金とは? 

「年金生活者支援給付金」ってどんな制度?

年金生活者支援給付金制度について

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」

「年金生活者支援給付金」とは、公的年金を含めてもなお所得の低い世帯を対象とする給付金です。2カ月に一度の年金支給日に、公的年金に上乗せして支給されます。

近年しばしば実施されている「住民税非課税世帯への給付金」などの一時的な支援とは異なり、要件を満たす限り継続して受け取ることができる恒久的な支援制度です。

年金生活者支援給付金は、以下の3つの種類があります。

1.1 年金生活者支援給付金は3種類

  • 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

それぞれの支給対象者を確認しましょう。