2. 「なんちゅう恐ろしい力」スギの木の様子にSNS中が騒然

SNSでは多くのコメントが寄せられました。

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chainarong06/shutterstock.com

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「マメ科植物の凶暴さ…」
  • 「なんちゅう恐ろしい力」
  • 「これ上の方でクッソ強く絡まってて伐っても倒れないんだよ」
  • 「十二様信仰だ…」

など、多くのコメントが寄せられました。

この光景について「まったく珍しくないです(断言)」と語る投稿主さん。

手入れされていない山では、木の成長速度をはるかに上回る勢いで、クズやフジなどのツル植物が繁茂するのが通常だそうです。

こういったツルの脅威は見た目以上に深刻。

ツルが絡んだ複数の木をまとめて倒さなければならないため危険度が高く、下からの目視も困難なのだとか。写真のフジツルも3トンウインチの牽引力に余裕で耐えるほど強固で、結果的に「まとめて伐採する」以外に選択肢がないこともあるのだそう。

さらに、林業では標準単価の設定が他の建築土木と異なっていないため、ツル絡みだらけの危険な山でも賃金が変わらないことが現場の士気を下げているという問題点も。

また、投稿には「十二様信仰」など古い信仰にまつわる解釈も見られましたが、投稿主さんは冷静に「穿ちすぎ」と否定。

ただし、「12月12日が山の神の日」であることは事実で、この日は山に入らないという習わしが今も残っているとのことでした。