2026年が開幕し、今年もお金にまつわるさまざまな変更点が目白押しとなっています。

その中で、本記事ではNHK受信料の「学生免除」について解説します。親元などから離れて暮らし、扶養されている学生などが対象となる「学生免除」ですが、年収の壁の引上げによる変更点があるようです。

記事内では学生免除の申請方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 【2026年1月】NHK受信料の学生免除が変更、年収の壁引き上げに伴って…

2025年12月16日、NHK広報局は「受信料の学生免除」についての変更点を公表しました。

学生免除とは、親元などから離れて暮らし、扶養されている学生や奨学金を受給している学生、年間収入が一定以下の学生等を対象に、受信料を全額免除する制度のことです。

このうち、本人が「前年の年間収入が130万円以下」となる場合に適用されていた免除の要件について変更がありました。

いわゆる「年収の壁」の引上げに伴い、この1月から「前年の年間収入が187万円以下」に変更となったのです。

1.1 2026年1月からの基準

  • 給与所得控除額:65万円
  • 勤労学生控除:27万円
  • 基礎控除:95万円
  • 合計:187万円

2. NHK「受信料の学生免除」申請手続きは必要なの?

受信料の学生免除を受ける際には申請手続きが必要となります。

前年の年間収入が187万円以下に該当する方は、NHKのホームページから申請をしましょう。

2.1 手続きに必要なもの

  • 学生証
  • 市町村民税非課税(課税)証明書

3. 「NHK受信料」学生免除のほかにも全額免除や半額免除がある

NHK受信料では、学生免除のほかに全額免除や半額免除の制度があります。それぞれ見ていきましょう。

3.1 NHK受信料の全額免除

  • 公的扶助受給者
  • 市町村民税非課税の身体障害者
  • 市町村民税非課税の知的障害者
  • 市町村民税非課税の精神障害者
  • 社会福祉施設等入所者
  • 年間収入が一定額以下等の別住居の学生

3.2 NHK受信料の半額免除

  • 視覚・聴覚障害者
  • 重度の身体障害者
  • 重度の知的障害者
  • 重度の精神障害者
  • 重度の戦傷病者

それぞれ細かな要件や申請手続きがあるので、該当すると思われる方は一度確認してみましょう。

この他、「災害による受信料免除」や「家族割引やその他割引」などもあります。

4. NHK受信料「スマホを持っているだけで受信料がかかる」は誤解だった

NHK受信料をめぐっては、「スマホを持っているだけで受信料を払う義務が生じる」という誤解が広がったこともありました。

「NHK ONE」の開始により、同時配信や見逃し配信などのサービスが拡充したことも誤解が広がったきっかけのひとつかもしれません。

ただし、スマホを持っているだけで受信料が発生することはないとNHKは明言しています。

受信契約の義務が生じるのは、実際にNHKのインターネットサービスを視聴・利用し、その際に画面に表示される規約に同意するボタンを押した場合です。

前述の「NHK ONE」も、すでに受信契約をしている世帯においては追加契約なく「NHK ONE」利用できるとしています。

※一部で受信契約の対象外となるサービスがあります

5. NHK受信料、月額いくら支払っているのか

では、NHK受信料は月額でいくらなのでしょうか。

地上契約と衛星契約、また前払いの有無や契約種別、地域による違いに注目して整理していきましょう。

5.1 【NHK受信料】地上契約の月額

  • 沖縄県以外:1100円
  • 沖縄県:965円

※インターネットサービスのみ利用する場合もこちらの金額となります。

5.2 【NHK受信料】衛星契約の月額

  • 沖縄県以外:1950円
  • 沖縄県:1815円

5.3 【NHK受信料】地上契約での「2ヵ月前払」「6ヵ月前払」「12ヵ月前払」

地上契約の受信料3/4

地上契約の受信料

出所:NHK「放送受信料のご案内」をもとにLIMO編集部作成

  • 2ヵ月前払:2200円
  • 6ヵ月前払:6309円
  • 12ヵ月前払:1万2276円

5.4 【NHK受信料】衛星契約での「2ヵ月前払」「6ヵ月前払」「12ヵ月前払」

衛星契約の受信料4/4

衛星契約の受信料

出所:NHK「放送受信料のご案内」をもとにLIMO編集部作成

  • 2ヵ月前払:3900円
  • 6ヵ月前払:1万1186円
  • 12ヵ月前払:2万1765円

6. まとめにかえて

NHK受信料の学生免除が、年収の壁引き上げに伴って変更となりました。

基本的に対象者が拡充された形となるため、当てはまると思われる方はチェックしてみましょう。

2026年は、お金にまつわるさまざまな変更点が目白押しとなっています。くらしに関わるものも多いため、見逃さないようにしたいですね。

参考資料

LIMO編集部