7. 今後は業績の見通しが焦点

中国は日本に対する制裁的な措置として、水産物の輸入停止のほか、中国国内での日本人アーティストによるイベント中止などを行っています。処理水問題で悪影響が出たように、中国に進出する国内企業には逆風となるかもしれません。

今後は業績の見通しに焦点が集まるでしょう。上場企業の多くは今期の業績予想を公表しますが、対日関係の悪化は急速であり、現在の公表分は反映が不十分だと考えられます。今後は中国の措置を踏まえた保守的な予想へと下方修正することが懸念されます。中国依存の強い銘柄への投資では注意したいところです。

参考資料

若山 卓也