4. 単身者が今からできる老後への備え

ここまで《70歳代の平均貯蓄額・中央値》や、貯蓄額別の割合について解説しました。

単身で老後を迎える場合、生活の基盤はご自身の年金と貯蓄になります。

そのため、現役のうちに日本年金機構の「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の年金情報を把握し、どのような対策が取れるかを考えておくことが大切です。

例えば、国民年金のみに加入している方は付加年金制度の利用を検討したり、厚生年金に加入できる働き方を選択したりと、公的年金を増やすための選択肢もあります。

しかし、多くの場合、公的年金だけで老後の生活資金をすべて賄うのは難しいのが現状です。

そこで重要になるのが、計画的な資産形成です。

家計やライフスタイルに合わせて、お金を「使う」「貯める」「育てる」ことを目的に3つに色分けしてみるのもよいでしょう。

資産運用を検討される場合は、利益が期待できるだけでなく価格変動リスクなどが伴うことをよく理解しておくことが大切です。

年末年始の時期も近づいていますので、この機会にご自身の生活費、年金、貯蓄の現状を見直してみるのも良いかもしれません。

※この記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部貯蓄班