厳しい寒さに耐え、庭に彩りを添えてくれるクリスマスローズ。シングル咲きとダブル咲きがあり、苗によって色合いも模様も個性豊かです。

植えっぱなしで毎年開花し、見た目以上に強健な性質の常緑多年草。今回は長年クリスマスローズを育てている筆者が、「植えてよかった」と実感している4種を、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、美しい花を毎年咲かせるための育て方についてもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「植えてよかったクリスマスローズ」にまつわるあれこれ

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ワインレッドの花を咲かせている、クリスマスローズ

筆者撮影

  • 筆者が実感するクリスマスローズの魅力
  • 半日陰の庭に「植えてよかった」クリスマスローズ4選
  • 美しい花を毎年咲かせる「育て方のポイント」5つ

クリスマスローズは同じ花が咲く苗を量産するのが難しい性質のため、同じ品名・花色の苗を購入しても、苗ごとに少しずつ花色や模様などが異なります。実際の花を見て選びたい場合は、開花期に購入しましょう。

2. 筆者が実感するクリスマスローズの魅力

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淡いピンクの花を咲かせている、クリスマスローズ。つぼみはワインレッド

筆者撮影

2.1 多様な品種と長い開花期間

クリスマスローズは、シンプルで野趣あふれるシングル咲き、ゴージャスで存在感バツグンのダブル咲き、個性的な模様の斑入りなど、多種多様。

次から次へとコレクションしたくなるほど、バラエティ豊かです。さらに、ひとつの花がとても長く咲き続けて庭を彩ってくれるので、「植えてよかった」と実感しています。

2.2  厳しい季節に咲く生命力の強さ

クリスマスローズは控えめな印象がある花姿とは対照的に、驚くほど生命力が強い植物。雪がちらつくような真冬に花芽を出し、凛として花を咲かせる姿は感動的です。

多くの植物が休眠する時期に、筆者を励ますかのように可憐な花を咲かせてくれます。こぼれ種でもよく増えるため、年々株数が増えるのも楽しみです。

3. 半日陰の庭に「植えてよかった」クリスマスローズ4選

3.1 ニゲル

花が見やすく、上品な美しさが魅力「ニゲル」3/9

白い花を咲かせているクリスマスローズ、ニゲル

筆者撮影

クリスマスローズの中でも最も早く咲き始め、筆者も毎年開花を心待ちにしているニゲル。クリスマスローズの原種で、横向きから上向きに咲くため、花がよく見えます。

純白の花が清らかで、上品な美しさが魅力です。

※参考価格:500円~2000円前後(3号ポット苗)

3.2 イエローピコティ

2色のコントラストが楽しい「イエローピコティ」4/9

黄色い花びらにピンクの縁取りが入ったクリスマスローズ、イエローピコティ

筆者撮影

 

イエローピコティは淡い黄色の花弁に入るピンクの縁取りがキュート。1株で2色のコントラストを楽しめるところが筆者のお気に入りです。

咲き進むにつれてピコティの色が濃くなる変化も楽しめます。

※参考価格:500円~2000円前後(3号ポット苗)

3.3 アンナズレッド

花も葉もシックな色味で存在感バツグンの「アンナズレッド」5/9

赤紫色の花を咲かせているクリスマスローズ、アンナズレッド

筆者撮影

鮮やかな赤紫色の花がシックなアンナズレッド。丸みを帯びた花弁で、花の大きさは10cmほどと大きく、我が家の庭でも存在感バツグンです。

常緑の葉も赤みがかって、花期以外もカラーリーフとして楽しめます。

※参考価格:1000円~3000円前後(3号ポット苗)

3.4 ピンクダブル

愛らしい花色のゴージャスな花「ピンクダブル」6/9

淡いピンク色の花を咲かせているクリスマスローズ、ピンクダブル

筆者撮影

ピンクダブルは幾重にも花弁が重なり、ゴージャスな花姿。淡いピンク色が愛らしく、ボリューミーな花はまるで小さなバラのような美しさです。

うつむいて咲く姿が優雅で、筆者に癒やしを与えてくれます。

※参考価格:500円~2000円前後(3号ポット苗)

4. 美しい花を毎年咲かせる「育て方のポイント」5つ

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淡い赤紫色の花を咲かせている、クリスマスローズ

筆者撮影

4.1 植える場所

クリスマスローズは、じめじめとした環境と夏の暑さが苦手。水はけのよい土壌で、夏の直射日光が当たらない場所に植えましょう。開花時期の冬〜春に日が当たり、夏の日差しは避けられる、落葉樹の根元などがおすすめです。

4.2 水やり

水やりは、過湿にしないことが大切。鉢植えの場合は、土の表面が完全に乾いてから、たっぷりと与えます。庭植えの場合は、真夏に日照りが続いた時以外は、基本的に水やりは不要です。

4.3 肥料

植え付け時に元肥として緩効性肥料を入れ、追肥は庭植えであれば10月、鉢植えは10月・12月・2月に与えます。肥料を与えすぎると根を傷めてしまうため、量や時期を守ることが大切です。

4.4 花がら摘み

花弁のように見える部分は、実際は散りにくい「がく」で、咲き終わった後もそのまま残り続け、種ができます。種づくりのために栄養を使わないように、花がらは早めに切り取りましょう。

4.5 古い葉の整理

花が咲き始める前に、古い葉や傷んだ葉を地際からカットしましょう。古葉を取り除くことで、株元に光が当たり、風通しが良くなり、灰色カビ病などの発生を防げます。

5. 彩り豊かなクリスマスローズで冬の庭をエレガントに

「冬の貴婦人」とも呼ばれるように、上品で優雅な花を咲かせるクリスマスローズ。冬~春まで咲き続け、繊細で魅力的な花姿と植えっぱなしで毎年楽しめる強健さが魅力です。

種類が豊富で、同じ品名の苗でも株ごとに花色が微妙に異なるのも特徴。お気に入りのクリスマスローズを見つけて、冬の庭をエレガントに彩ってみませんか。

6. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い8/9

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

7. こちらの記事もおすすめ!晩秋~春ずっと咲く「寒さに強い花」をご紹介

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黄色い花を咲かせている、ユリオプスデージー

Maeterlinck/shutterstock.com

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