5. 【注意】年金からも「税金・社会保険料」が天引きされている

前章では、平均年収600万円のケースにおける老後の年金額を計算しましたが、実際に受け取る際にはこの金額がそのまま振り込まれるわけではありません。

現役時の給与と同じように、年金からも「税金」や「社会保険料」が差し引かれるため、手元に入る金額は額面よりも少なくなります。

参考までに、総務省が発表した「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯における家計収支は以下のとおりです。

65歳以上の単身無職世帯における家計収支

65歳以上の単身無職世帯における家計収支

出所:総務省「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」

【65歳以上 単身無職世帯】

  • 実収入:13万4116円
  • 可処分所得(手取り収入):12万1469円
  • 消費支出:14万9286円
  • 非消費支出:1万2647円

年金などの実収入が13万4116円ある一方で、税金や社会保険料として1万2647円が差し引かれるため、実際の受取額は12万1469円となっています。

天引きされる金額は、地域や収入水準、家族構成などによって変わりますが、概ね収入の10%〜15%ほどが控除される点は押さえておく必要があります。

上記を踏まえると、前章で試算した国民年金と厚生年金を合わせた額から算出される実際の手取りは、おおむね「16万円前後」になると考えられます。