3. 【年代別】60歳代・70歳代の「平均貯蓄額」はいくら?
続いて、J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」を参考に、二人以上世帯における60歳代・70歳代の平均貯蓄額を確認していきましょう。
3.1 60歳代・70歳代の「平均貯蓄額」と「貯蓄割合」を見る
【60歳代】
- 平均:2683万円
- 中央値:1400万円
- 金融資産非保有:12.8%
- 100万円未満:4.7%
- 100~200万円未満:3.9%
- 200~300万円未満:3.0%
- 300~400万円未満:2.8%
- 400~500万円未満:1.8%
- 500~700万円未満:6.2%
- 700~1000万円未満:6.3%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:8.0%
- 2000~3000万円未満:12.4%
- 3000万円以上:27.2%
平均値では2000万円を超えていますが、より実態に近いとされる中央値は1400万円です。
貯蓄額の分布を見てみると、「金融資産をまったく持たない世帯が12.8%」「3000万円以上の資産を保有する世帯が27.2%」という状況が示されています。
この割合からも、貯蓄が全くない層と、十分な蓄えを持つ層がはっきり分かれていることがうかがえます。
【70歳代】
- 平均:2416万円
- 中央値:1178万円
- 金融資産非保有:10.9%
- 100万円未満:4.5%
- 100~200万円未満:5.1%
- 200~300万円未満:3.7%
- 300~400万円未満:3.9%
- 400~500万円未満:2.9%
- 500~700万円未満:6.4%
- 700~1000万円未満:6.7%
- 1000~1500万円未満:11.1%
- 1500~2000万円未満:6.7%
- 2000~3000万円未満:12.3%
- 3000万円以上:25.2%
貯蓄額の分布を確認すると、70歳代では金融資産を持っていないと答えた世帯が全体の約1割(10.9%)を占めています。さらに、100万円未満の世帯は4.5%、100万~200万円未満が5.1%と、比較的少額の貯蓄しかない世帯も一定数存在します。
加えて、平均値と中央値の差が大きいことから、貯蓄額のばらつきが顕著であり、世帯間の貯蓄格差が拡大している様子がうかがえます。
