3. 【地震保険】「備えあれば憂いなし!」もしもの生活再建をささえる補償
今回の記事では、令和7年12月8日23時15分頃の青森県東方沖の地震を受けて、地震保険の基礎知識3選と、地震が日常的に発生する日本のリスクについて解説しました。
改めて整理すると、地震保険は火災保険とセットでしか加入できません。そして、火災保険だけでは地震による火災や津波の損害は補償されないため、地震リスクに備えるにはセット加入が不可欠です。
保険料は、木造(ロ構造)の方が鉄筋コンクリート造(イ構造)よりも高くなる傾向にあり、さらに東京・神奈川・千葉・静岡といった特定の地域では特に高めに設定されている点にも注意が必要です。
実際に損害が出た際の保険金は、全損(100%)から一部損(5%)まで、4段階の損害区分で支払われます。
この記事をきっかけに、「自分の家がどの構造(イ構造/ロ構造)で」「住んでいる地域は保険料が高い地域か」そして「加入している地震保険の補償額と損害区分」がどうなっているのか、今一度ご自身で確認してみてください。地震はいつ、どこで起こるかわかりません。「備えあれば憂いなし」です。万が一の事態でも、ご家族の生活再建を支えるために、地震保険を有効活用しましょう。
参考資料
- 財務省「地震保険制度の概要」
- 財務省「地震保険の基本料率(令和4年10月1日以降保険始期の地震保険契約)」
- 気象庁「令和7年12月8日23時15分頃の青森県東方沖の地震について」
- 気象庁「地震情報」
- 気象庁「気象庁震度階級関連解説表」
村岸 理美