2.3 ③補償額:4段階の損害区分によって支払額が決まる

実際に地震による被害が出た場合、損害の程度に応じて保険金の支払額が決まります。2017年(平成29年)以降、損害区分は従来の3段階から4段階へ細分化され、より実態に合った補償が受けられるしくみになっています。

地震保険(建物・家財)の損害区分

地震保険(建物・家財)の損害区分

出所:財務省「地震保険制度の概要」

損害区分は以下の4段階です。(平成29年以降保険始期)

  • 全損:地震保険金額の100%(時価額が限度)
  • 大半損:地震保険金額の60%(時価額の60%が限度)
  • 小半損:地震保険金額の30%(時価額の30%が限度)
  • 一部損:地震保険金額の5%(時価額の5%が限度)

地震は突発的に起きるため、いざというときに慌てないよう、加入している地震保険の内容を事前にチェックしておくことが大切です。すでに火災保険に加入している場合は、契約の途中からでも地震保険を付けることができます。