「会社と株主の距離を近づけるために」 サイボウズ、株主が登壇するスペシャルセッションを開催

2019年3月30日に開催された、サイボウズ株式会社第22回定時株主総会のスペシャルセッション「株主のから騒ぎ」の内容を書き起こしでお届けします。

スピーカー:サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野慶久 氏
サイボウズ株式会社 取締役副社長 山田理 氏
株主のみなさま 7名

株主のから騒ぎ

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山田理氏(以下、山田):どうもみなさん、こんばんは。元気がないですね。株主総会で疲れています?(笑)。

(会場笑)

このスペシャルセッションの40分のために、会場に桜まで咲かせました(笑)。さて「株主のから騒ぎ」は今回が初めてなんですが、なぜこんなのことをやるのか、趣旨をお話しさせていただきます。

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株主総会は、基本的には会社側の経営陣がステージに立っていて、反対側に株主の方がいて、対峙するような形式で、いかに自分自身を守り合うか、いかに権利を主張し合うかみたいなものですよね。今日、株主総会に出席された方は感じたかもしれないんですけれども、もう少し一体感を持って、株主の方と一緒にやりたいと思ったんです。

それなら、株主の方にひな壇に上がってもらおうと考えました(笑)。そこで、株主の方同士で話して、一緒にサイボウズの課題について考えてもらおうというところから、今回「株主のから騒ぎ」を実施してみました。

株主総会は終わっていますからね、青野さんや僕に質問しないでくださいね。

(会場笑)

質問されたところで、答えるか答えないかは気分次第です(笑)。基本的には答えませんよ。答えられるのは、ステージ上にいらっしゃる株主のみなさんになります。

では簡単に、今日ご登壇いただいているというか、ひな壇にいる株主のみなさんと、裁判に負けてがっかりして、やっと株主総会も終わって、まったくやる気がなくなっている社長に、簡単に自己紹介してもらいましょう。

青野慶久氏(以下、青野):はい(笑)。今週は、月曜日の裁判ですべて出し切りましたね。

(会場笑)

なんとか終わりましたけれども、この「から騒ぎ」も大変楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

(会場拍手)

山田:では、株主さんも簡単に自己紹介をしましょうか。

株主1:よろしくお願いします。ちょうど去年の株主総会で、一般の人も見学ができるということを知ったので、株主総会が見学できるなんてと思って、名古屋から来ました。そして、その株主総会……今日のような雰囲気だったんですけど、普通の株主総会のイメージとまったく違って、さっそく株主になって、今度は株主として総会に出ようと思って……。

株主3:と思ったらもう壇上に上がってるんですよね(笑)。

(会場笑)

山田:株主総会で株主を増やしたという、不思議な状況ですね。観客席にいるみなさんも、来年はひな壇のチャンスがありますからね。

株主1:そういう感じです。よろしくお願いします。

(会場拍手)

株主2:私は、たぶん15年ぐらい前からサイボウズさんのグループウェアを会社で使っていました。そして、青野社長に会社に来てもらって、講演をしてもらいました。それがきっかけで株を買いました。いつ買ったかは、ちょっと覚えていません。

山田:本当に持ってますよね?

(会場笑)

株主2:証券会社に聞きましたら、私が持っている株で値上がりしてるのは、サイボウズの株だけだと言われましたよ。

山田:いい時に買いましたね。

株主2:ただ、15年前、こんなに立派な会社になるとは思っていませんでした。

山田:一緒です。僕も思っていませんでした。

株主2:非常にありがたく思っています。よろしくお願いします。

(会場拍手)

株主3:ちょっと言っておきたいのが、ここにいる人たちの中でも、僕が一番、サイボウズが好きだということです。

山田:なんの主張ですか、それは(笑)。

株主3:「サイボウズデイズ」Tシャツを着ていますし、「kintone」マイボトルも持っている。そして「kintone」エコバッグも持っています。

山田:すばらしい。株主の鑑ですね。

青野:この会場脇の「サイボウズ商店」で買えます。

山田:みなさんもそこで買えますからね。

株主3:僕は株が好きなので、株式市場をよく見ているんですけれども、サイボウズはすばらしい会社なのに、まだまだマーケットは気付いていない。それがくやしくて。

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山田:あとで振りますから、今ここでしゃべらないでください。まず自己紹介してくださいね(笑)。この方は、もともと芸人さんなんですよね。僕と合いそうですね(笑)。ありがとうございました。

(会場拍手)

株主4:株主になったのは、だいたい13年前ぐらいです。株主総会に来て、「ああ、この会社はおもしろいな」ということで、徐々に買い増しをしました。安い時にも買いました。

山田:ありがとうございます。

株主4:この雰囲気が好きなので、毎年株主総会に行って、質問しています。

山田:何年も、ずっと来ていただいているんですよね。今日の株主総会でも質問していただきました。

株主4:いつも質問しているので、今回も、こういう場に出ないといけないなという使命感で来ました。よろしくお願いいたします。

(会場拍手)

株主5:最近、株主にならせていただいたばかりで、株主総会に今日初めて参加しました。人生で初めてです。

山田:株主総会、初めてなんですか!? それでひな壇に。

株主5:事前の打ち合わせでも、普段なかなかお話しすることがないような方々と、かなりヒートアップさせていただいたので、今日は楽しみにしています。よろしくお願いします。

(会場拍手)

株主6:私は、株主になってこの会で18年目になります。

山田:18年ということは、上場する前からですか?

株主6:株価の浮き沈みをすべて知っております。

山田:2,680円の時も持ち続けていたんですか?

株主6:1株も売らずに。

山田:300~400円ぐらいの時も?

株主6:あの時は13倍になりましたね。じゃあ、次の人に代わります。

山田:ありがとうございます。株主の鑑ですね。

(会場拍手)

株主7:今日はよろしくお願いします。何社か株主総会に行ったことがあるんですけれども、サイボウズの株主総会が一番おもしろくて、また株を買いました。よろしくお願いします。

山田:ありがとうございます。このような株主のみなさんに来ていただきました。では、「から騒ぎ」していきたいと思います。

株価を上げるにはどうしたらいい

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山田:さっそく本日のテーマです。「株価を上げるにはどうしたらいい」ということで、株価を上げるにはどうしたらいいと思いますか?

株主3:総会でもお話がありましたけど、青野社長がTwitterをやめることですよね。

山田:そうですよね、本当に(笑)。

株主3:実際にそうなんですよ。ZOZOTOWNでも、社長さんがTwitterをやめたら株価が上がる、みたいなこともあったりするので、リアルに反応があると思っています。

山田:今、株価が上がっているのは、青野がつぶやいていないからだと。いつ社長の青野がつぶやくのかと、株式市場がざわざわしていますからね。

株主3:戦々恐々としてます。青野効果がいつ来るのかと、投資家は怖がっていますから。

青野:スマホを取り上げろと書かれていますからね(笑)。

株価が上がりすぎたときの社長の発言

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山田:青野さん、これはどうですか?d

青野:去年の夏ですよね。

山田:「しつこくサイボウズの株価が上がっている。バブると経営上マイナス面が強くなるので、経営者としては対抗手段を考える必要が出てくる」と。対抗手段!? これ、本当につぶやいたんですよ。

(会場笑)

山田:そして、「ただひたすらに理念に沿って行動していきます。」と。社長、みなさんに言わないといけないことがあるでしょう?

青野:申し訳ありません。

(会場拍手)

ご存知ない方もいらっしゃると思うので、解説いたします。8月28日の前の10日間ぐらいで、株価が50パーセント以上ずっと上がるような動きをしていました。例えば、好決算の発表をしたとか、7月に商品がたくさん売れました、みたいな発表をして、その流れで株価が上がるんだったらいいけれど、そういったこともとくになく、理由なく上がったんです。しかも、上がり幅がだんだん大きくなっていきました。

実は、サイボウズは同じような経験を1回しています。先ほど株主の方がおっしゃっていたように、2005年の夏から年末にかけて13倍になりました。

山田:6ヶ月で13倍になったんですか? いい株だったんですね。

青野:結局、そこは実態をともなっておらず、実績があっての株価ではないので、どこかで落ちるわけですよね。それで、その前後で非常につらい思いをされる株主の方も出てきて。「あそこで売ればよかったな」みたいなこともありますし、社員も浮足立ちますし、あまり実態のともなわない株価の上昇は、いいことがないという経験をしました。

それで、そのツイートを見てちょっとカチンときて、「対抗手段を考える」と書きました。でも、何も対抗手段がないんですよね。

(会場笑)

山田:言ったけれど、対抗手段はなかったと。

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青野:いろいろ考えた結果、何も浮かばなかったというのもありますが、こういうことがありました。

また、ここ1~2週間ぐらいは、その時以上に株価が上がっているんですけど、これは、私たちの1、2月の売上利益の発表をもとに上がっていると認識しているので、実はあまり気にしていません、今はまだ適正に推移しているかなと思っています。

株主3:ちょっといいですか? 夏の時点で上がりすぎているとおっしゃいましたが、840円だと、時価総額でだいたい400億円くらいですよね。サイボウズは、そんなもんじゃないですから。

山田:ほらー、株主総会みたいになってきたじゃないですか。

(会場笑)

株主3:いやいや、そうなんですよ。もっと自信を持ってください。「さらに上がっても、我が社にとっては普通なんだよ。今はまだ、全然評価されていない」くらいの気持ちで。

山田:いいこと言いますね。

株主3:実際にそうなんですよ。

株主2:私は、今のところ売る予定はないので、上がらなくてもいいんですよ。たぶん、この会場にいる人もそうだと思うんです。でも、すぐに売りたいという人は上がってほしいと思っているでしょうね。

山田:いますかねぇ? いそうですねぇ。

株主3:探さない、探さない(笑)。

山田:今、何人かが目をそらしましたよ。

株主2:基本的に、上がるかどうかは株主が決めるわけですから、本業をしっかりやってほしいと思います。それが一番だと思っていますので、よろしくお願いします。

山田:ありがとうございます。本当に、いいこと言いますね。

(会場拍手)

株主6:株が上がるということは、売りと買いのバランスで決まるので、買いが多ければ上がりますよね。今回は、650円が900円くらいになっているでしょ? 今回、1、2月の経常利益が5割ぐらい上がるでしょ? ちょうど650円から5割ぐらい上がっている感じなんだよね。

株は売りと買いのバランスだから、もっと上がると思うけど、これからオーバーシュートしてしまうよ。社長はTwitterにいろいろ書いちゃダメよ。

飛ぶ鳥が羽ばたく時、1匹が飛び立ったら全部飛んで行っちゃうでしょ? 株はそれと一緒で、誰かが売り始めたら、ドドドッと適正価格まで下がる。そこで社長がおかしなことを言っちゃダメ。

山田:ほら、もうみんなで社長を糾弾する会みたいになってきてるから。株主総会よりも詰められているって、おかしいでしょう! どういうことなんですか? 株主総会が終わって、今リラックスしなきゃあかんところなのに(笑)。

株主3:株価をどうやって上げるかというテーマですよね?

山田:忘れてた忘れてた、株価はどうやったら上がるかだ。

株主7:さっきも言いましたけれども、本業に専念したほうがいいと思います。ZOZOTOWNの社長さんみたいに「Twitterやめます宣言」でもしたほうが上がるんじゃないですか(笑)。

山田:たぶん、本業に専念はしていると思います。

株主3:僕は、なんだかんだ言っても、青野社長の個人的な活動がサイボウズの事業のプラスになっているかなと思っているので、全然いいと思うんですけど、株価にだけ触れないということですよね?

山田:株価にだけ触れない、というところでみんながうなずいていましたね。ほかはどうですか? どうやったら株価が上がるか、教えてください。

株主4:個人的には長期保有なので、株価をそんなに気にしない。ただ、変な業績というか、変なニュースリリースが出た時には、ちょっと考えちゃいますね。だからずっと持っているという感じです。

山田:ありがとうございます。なんだか出来レースみたいで……すごくいい株主さんみたいになっていますね。面接をしてからひな壇に来ていただいているわけではないんですよ。

株主3:本当に思っていることを言いますね。残念ながら、サイボウズさんはちょっとダサいと思われているんですよね。

山田:ダサいと思われてる!?

株主3:市場の中で「中小企業が使うグループウェアを提供する会社」というイメージがちょっとあります。「イケてる会社じゃない」みたいな分類になっているので、コーポレートロゴを変えたりしたら……。

(会場笑)

山田:変えたばっかりですよ!

株主3:ロゴじゃなくても、社名をkintoneにしたり、バンッと刷新したというイメージを発信すれば、「イケてる会社だな!」みたいになると思います。

山田:なるほどね。これについてはどうですか? 

株主2:私は、今の意見は反対なんですよ。

山田:よかった、ここで議論になりますね。

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株主2:先ほど大企業という話がありましたけれども、日本は中小企業でもっているんですよ。ちょっと正確ではないけれど、中小企業の数は約350万社とも言われています。今、私は中小企業の経営をやっていて、いろんなシステムを検討していまして、セールスを呼ぶんですけれども、いいシステムがないんです。

なぜかというと、日本のソフトウェア産業は、プラットフォームが弱い。Googleにしてもそうだし、アメリカみたいな強いプラットフォームをぜひ開発してほしいです。安くて、誰もが気軽に使えるシステムを作ったら、絶対に売れますよ。世界にもっていけるものを作ってほしいと思っています。

山田:ありがとうございます。いい話ですね。褒め殺しみたいな感じになってきて、僕、どこから笑いにもっていこうかすごく悩んでいます。

株主1:褒めていないですよ。

(会場笑)

私は、株価もどうやって見るかもわからない株主でした。今日の株主総会でも、社長が株価のことを言われても、そこを重視してないと。そういうところがすごくいい。会社の理念が大事だということですよね。

会社の経営や製品を知らない私みたいな者でも、サイボウズという会社は何か違う……今まで他の企業で、うんざりするような事件もありましたが、そういった企業とは何かが違うんです。

この前も新聞を見ていたら、夫婦別姓について、サイボウズの社長の話題がありました。新しいことではなくて、今までも潜在的にみんなの中でくすぶっていたような、そういう思いを今、世の中に出してくれているような会社なのかと思ったんです。だから、会社の業績を知らなくても、株を持ちたいと思うような人が増えれば、株価は上がっていくような気がします。

山田:ありがとうございます。今、うちの株価が微妙に上がっているからちょっとあれなんですけれども、これからもっと株価を上げるには、僕らは何をしたらいいですかね?

株主7:世間での認知度をさらに高めたほうがいいんじゃないかなと思います。(会場を指して)そこにkintoneのポスターがあるじゃないですか。さきほどの株主総会でも「大企業を攻める」と言っていたから、それをポスターにして出したらいいんじゃないでしょうか。

山田:(株主総会で発表があった)「Enterprise Jump!」とかをポスターにすると。なるほど、ありがとうございます。やってみる?(笑)。

株主5:すごく多くの意見が挙がる中で、素人目線ではわからないものがあったんですけれども、私みたいな初心者の方も含めて株主を増やしていくのはいかがでしょう?

株がどういった仕組みになっているのか、私もまだよくわからないところが多いんですけれども……よくメディアに取り上げられる(株主優待で有名な)桐谷さんとか、ああいった投資家の方々は、いわゆる株主優待でいろんなメリットを多く享受しているという話をよく聞くので、例えばサイボウズの株主になることで、サイボウズならではの株主優待……現状、どういったものがあるのかは不勉強ではあるのですが、そういったものがあって、そこをおもしろく切り取って、世に出ていけば、興味・関心が高まるんじゃないかと思います。

山田:今のところは、株主優待はないです。ないですよね?

株主6:十数年前はあったのよ。

山田:株主優待ですか!? うちがですか!?

株主6:変なバッグなんか。

山田:それは株主総会のお土産ですよ(笑)。

株主6:あ、そうか。

(会場笑)

山田:しかも、変なバッグって何よ?(笑)。うちの社員、怒っていますよ。もう辞めてるかもしれないけれど(笑)。

株主3:物とかクオカードとかはおもしろくないので、グループウェアが使えますとか、株主みんなが使えるkintoneのアカウントとか。

山田:株主優待、ほしいですか?

株主3:みんな、kintoneを触ったことがないんじゃないですか? そういうきっかけとして、例えば1ヶ月だけ使えるアカウントとかもいいと思います。

青野:使ってみたいという方、いらっしゃいますか? けっこういますね。

株主3:製品のPRとか、そういうのにも役立ちますしね。

青野:もし希望されるなら……グループウェアだけは売るほど持っているので。

(会場笑)

山田:うちに在庫ありましたっけ? あ、品薄になっているみたいですね。

青野:品薄になりようがない(笑)。では、ぜひ検討したいですね。

新しいカイシャの株主の役割

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山田:次のテーマにいってみましょうか。株価を上げるのとかぶるんですけど、「新しいカイシャの株主の役割」です。今までだったら、株を持って「お前ら、株価上げろよ! 配当出せよ!」ということで、そちら側に座られている株主の方々が僕らを指差しながら、「どうやったら株が売れんねん? 俺らは金払っとんねん」と。

そうではなく、これからは心機一転、一緒のチームの一員として、叱咤激励だけでなく、株主のみなさんがサイボウズのビジョンに近づくために、何か役割を。ひょっとしたら、それが株価に繋がるかもしれないです。

株主3:つまり、「株主も働けや!」ということですか?

山田:なぜわかったんですか?(笑)。これだけオブラートに包んで、30秒ぐらいかけてしゃべっているのに、そんな一言で。

(会場笑)

株主3:「サイボウズのために何かせいや!」としか聞こえません(笑)。

山田:「何かできるやろ?」と(笑)。いかがですか?

株主4:人それぞれの役割というか、できる範囲内で、例えば友達にPRするとかでしょうか。私の場合、別の会社の株主総会に行って、サイボウズ絡みで質問してみるとか。

山田:いいですね。「サイボウズみたいないい会社になるためにはどうしたらいいですか?」とか、「どうするつもりですか?」と質問する。

株主4:「グループウェアは何を使っていますか?」と聞いて、「サイボウズ、いいですよ」みたいなPRをする。強引ですけど、自分のできる範囲内でそういうことをしてみたら、とは思います。

山田:今、株主は正確には何人ぐらいですか? 14,000人ぐらいですか?

株主3:10,640人です。

山田:そうですよね。すみません、そんなに減っているんですね。でも、10,000人以上いるんですね。10,000人の株主さんが株主総会に行って、みんなで手を挙げて、サイボウズのグループウェアがいいらしいですよ、と言ってくれたらすごい宣伝効果ですよね。

株主6:株主の役割として、私がやっていることについてです。実は私は、横浜でジョギングクラブの事務局を運営しています。昔から「サイボウズLive」を使わせてもらっていますが、今年の4月で終わりでしょう? だから、次は「サイボウズ Office」に乗り換えているわけ。

倶楽部のメンバーは50人ぐらいなんだけど、情報伝達・共有は全部それでやっています。それを通じて、会員がサイボウズのいいところを理解して、会社に戻って採用しちゃえと思っています。

メンバーに、横浜市役所に勤務している人がいるけど、市役所は「ガルーン」か何かを使っているよね。

山田:はい、使っています。薦めてくれたんですか?

株主6:薦めたら、すでに使っているよと言われちゃったんです。ジョギングクラブでは情報共有して、明日は湯河原を走りに行ってきます。そんなふうに使っていますよ。株主としてはそんなところで、微々たるもんだけど。

山田:それでも、めちゃくちゃ貢献してくださっていますよ。ありがとうございます。

青野:ちょっと解説します。今、使っていただいているのは、チーム応援ライセンスという非営利向けのもので、非常に安い。年間9,900円で300人が使えるプランで、それを使っていただいています。

これを使っていただいたら、その団体に入った人はみんなサイボウズを使うことになりますからね。ものすごい宣伝ですよね。

山田:コミュニティで使ってくださるから、自分の会社に戻ったら「これ、いいから会社でどう?」と、また広がっていく。コミュニティでは、チーム応援ライセンスで、会社では、ちゃんとしたライセンスでお願いします(笑)。

株主7:こういうミーティングを月に1回開くなど、頻度を増やして株主の方の意見を聞いてみたらいいんじゃないですか?

山田:株主ミートアップですかね。おもしろそうですね。

株主7:そうやって、意見を聞ける機会を増やしてみてはどうかなと思います。

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山田:開催したら、みなさんも来られますかね?

株主3:(観客席の雰囲気から)だいぶ来ない感じがありますね。

山田:めちゃくちゃ首を横に振っている人がいましたね(笑)。

株主2:集まらなくていいんですよ。クラウドでやればいいじゃないですか。

山田:出た、クラウド。さすがサイボウズの株主ですね。

株主1:今日の株主総会で、3分ほど、隣の人同士で話をしましょうというものがありましたよね。みなさん、ずっとお話しされたりしていました。だから、サイボウズの会社の株主繋がりで、今すぐ話題が出てこなくても、みんなで集まっているうちに意見なども出てくるような気がするんです。

こうして1ヶ所に集まるのは、交通費も本当に大変です。だから、一番安い製品でもいいので、株主優待として株主みんなが使えて、そこから「サイボウズの株主として、こんなことをやれるんじゃないの?」みたいな話ができると思います。

今日の株主総会を見ていてもそうですし、イベントを通してもそうですし、サイボウズの株主になってることで、すごくわくわくできちゃうんです。いつも、「あ、サイボウズの株主なんだ私」と思うだけで、なぜかわくわく楽しくなっちゃう。

「何か、こんなことってできないのかな」みたいなことを思うんですけど、近くにサイボウズの株主さまが全然いなくて、主人も違いますし……だから、話をする相手がいないんですね。

株主3:すごいですよ、だって名古屋から来たんですよね? グループウェアがあれば、できますよね。

山田:確かにね。

株主1:来年の今頃には、「こんなことができます!」というものが集まるんじゃないかと思います。

株主3:みんな、意見を掲示板に書き込むんじゃなくて、株主のグループウェアにみんなが書き込むと。

山田:そうですね。kintoneをみんなに開放して、株主さんが株主さんと話してみるというのは、いいかもしれませんね。

質問者1:客席から意見を言っちゃいけないですかね?

山田:ちょっと待ってくださいね。意見を言いたいということが今わかりました(笑)。

質問者1:株主総会でよく見ますけど、ノートパソコンとかを出している人がいますよね? 御社の製品のデモでもいいので、会場に出してもらえたら……私、おたくが何をやっている会社か、実はわからなくて。

(会場笑)

山田:そんなことをカミングアウトしないでください!

質問者1:うちの旦那の会社で使っていると聞いて、株価を見たら300円で、安かったので買ったんですよ。社長が同郷なので買ったというところもありますけどね。

山田:めっちゃ儲かってるじゃないですか!

質問者1:いろんな株主総会に行くと、自社の製品を並べて、使わせてくれたりとかしますよね? おたくではそういうことができないですかね?株主総会で、そういったことをしている会社もけっこう多いんですよ。

青野:自社の展示会みたいな感じですか?

山田:ブースを出す、みたいなことですかね。

質問者1:御社も今日、商品を売ってましたよね?

山田:なるほど。サイボウズ商店のところに、「kintone」や「ガルーン」など、うちの製品も一緒に並べると。

質問者1:実際のものがどんなものなのか……パソコンを持ってくればいいだけですよね?

山田:スマホでも大丈夫です。

質問者1:うちの旦那はおたくの製品をスマホでやっていますよ。何か知らないけど。

(会場笑)

山田:何か知らないことが多すぎます! でも唯一わかったのは、めっちゃ儲かっているということです。

質問者1:いっぱい儲けさせていただいて、ありがたいです。もう1問だけ……。

山田:まだいくんかい!(笑)。ひな壇に出ている人よりもしゃべってますやん。

質問者1:配当いらないという人がいるんですけど、ぜひ配当はもらいたいです。

(会場拍手)

山田:大丈夫です、僕も欲しいです。

株主3:1つだけ。これだけは言っておきたいんですけど、社外取締役についてもお考えをお持ちじゃないですか。株主から社外取締役を選んだらいいんじゃないかと思っているんです。同じようにリスクをテイクして、かつ御社に詳しいのは、株主以外にいないと思うんですよね。第三者の立場でありながらですよ?

山田:今、立候補してますか? 暗に社外取締役になろうとしてる?

(会場笑)

株主3:いい考えだと思うんですよ。そして、公平になるように、株主のフェスみたいなものを開催して、そこで株主を競わせて、ナンバーワンになった人が社外取締役になる。イベントとして株主総会の前にやってもいいですし。

株主2:株数で権利があるとか?

株主3:株数だといやらしいので、何かチームワークあふれるほうを勝たせるようなものにして、1位だったら社外取締役。おもしろくないですか?

山田:株主のフェス、おもしろいですね。うちも毎年1回フェスをやっているんですよ。今日なんですけどね。

(会場笑)

確かに、 それはおもしろいかもですね。法律で社外取締役を置かないといけないですからね。今日、インターネットからの質問でも、「法律で決まる前の段階でも、社外取締役を置く気はありますか?」みたいな質問がありましたね。

株主3:やる気はないですよね、たぶん(笑)。

山田:え?(笑)。そうなると、東証一部からおろされたり、株価が下がる可能性もあるわけですよ。ファンドも保有できなくなっちゃう。そうなると困るので、そういうおもしろい仕組みのなかで社外取締役を選任すれば、みんなハッピーみたいなかたちですかね。これはおもしろい。

質問者2:「社外取締役を株主から」という話ですが、取締役も監査役も、みんな法律的な責任を持たされるんですから、たやすくなれるものじゃないですよ。

株主3:僕に言ってくれていますよね。でも、実際はなれないから大丈夫ですよ(笑)。ごめんなさい、失礼しました。

(会場笑)

サイボウズに言いたいこと

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山田:では最後に言いたいことを1人ずつお話しいただいて、そろそろ終わりに向かっていこうかなと思います。サイボウズに言いたいことはないですか?

株主1:今、私はサイボウズの株主になれてとてもうれしいので、そういうものをもっとみんなに広めていかなければと思っています。

株主2:私は1つだけなんですよ。ぜひ、100年、200年もつ長寿会社にしてほしいと思ってます。そのためのいろんな施策を打ってほしいと思います。

株主3:僕は投資家をやっているので、上場企業の3,700社を見るわけですけど、その中でもサイボウズはトップクラスでいい会社だと思っています。たった一言、言いたいのは「好きです」ということです。がんばってください。

株主4:私はちょっと大きな話ですが、サイボウズさんのグループウェアが、業界標準というか、デファクトスタンダードになってほしい。「グループウェアだったらサイボウズ」というところまで知名度が上がって、みんなに使ってもらえるようなインフラになってほしいと思います。

株主5:今、「働き方改革」「青野社長」というところでサイボウズを認知している友人が多いので、それだけでなく、kintoneや製品のPRを促進して、私自身も認知を広げていきたいなと思います。

あと、私には子どもがいるんですけど、妻が(土曜日なのに)半日ほど子どもの面倒を見るのは嫌だなという感じでした。でも、今日はかなりいい時間を過ごしたと胸をはって言えるかなと思います。

株主6:私がお願いしたいのは、会社の年初の業績予想についてです。ここ3年ぐらい、前年比で増収減益なんだよね。でも12月になると、5割増収だったり、とんでもなく増益するわけね。

その理由はわかるよ。いろいろな投資計画があって、でもそれがダメになったとか理由はあるんだろうけど、もっと精度よくやらないと、その発表をした時にオーバーシュートしちゃって、まただいぶ株価を落としちゃうよ。もっと正しくやっておかないとね。

株というのは業績に応じて上がるものだと思っていて、徐々に上がったほうがいい。急に上がったら、また社長がTwitterに書きたくなるでしょ?

(会場笑)

株主7:会社の認知度をさらに上げてもらって、サイボウズを知らない人たちにも「こういうおもしろい株主総会があるよ」ということで、みんなに知ってもらいたいです。

(会場拍手)

山田:「サイボウズの株主総会、おもしろいで」「株主じゃなくても行っていいらしいで」と、ぜひみんなに言いふらしてほしいですね。

もっとも心をつかんだご登壇者は、、

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山田:時間が来てしまったみたいですので、このあたりで締めに入りたいと思います。では最後に、もっとも心をつかんだご登壇者を選ばせていただきたいと思います。

MVK

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山田:MVPじゃなくてMVK。「Most Valuable Kabunushi」って、めっちゃ日本語ですね(笑)。

サイボウズ公認株主アンバサダーは……サイボウズ・ラブが強すぎる「株主3」の方になってもらいましょう。

(会場拍手)

株主3:これ、山田さんが決めちゃっていいんですか?

山田:株主に決めてもらいます? 大丈夫です(笑)、みんなの心は一致していると思います。では、株主アンバサダーの名刺をお渡ししますので、株主アンバサダーとしてこれを配ってください。おめでとうございます。

(会場拍手)

カブの種

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山田:副賞がなんと……。

株主3:カブの種!? カブの種って何ですか(笑)。

山田:この袋の中に、大量のカブの種が入っています。「株よ、大きく育て!」ということで、サイボウズの株だけじゃなく、別のカブも育ててください。おめでとうございます。

(会場拍手)

山田:ここで、うちの人事部の感動課からのビデオがあるので、それを見ていただきたいと思います。

(映像が流れる)

最後に、青野から一言、お願いします。

青野:今日はイベントにご参加いただきまして、ありがとうございました。

サイボウズが何をしたいかということなんですけど、ぜひ新しい会社のかたちを創りたい。今までにあったような株式会社ではない、新しい株式会社のかたちを創りたいなと思っています。

それができれば、そのやり方をぜひほかの会社にも真似ていただいて、もっともっとおもしろい会社が増える。それが、私たちがイメージしている「チームワークあふれる会社」になるんじゃないかなと思います。

サイボウズはまだ800人ぐらいの会社なんですけど、株主のみなさんが10,640人いらっしゃるということで、みなさんにこの活動にご参加いただければ、いっきに社員が10倍以上になる。そうすると、本当に世界を変えられるかもしれないという気持ちでおります。

ぜひ、引き続き応援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

(会場拍手)

山田:本日は、遅くまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。初めての試みで、至らないところもたくさんあったかもしれません。

株主のみなさんと対峙するのではなく、楽しくと言ったらあれなんですけど、一緒にやっていくという雰囲気が少しでも醸成されて、株主のみなさんにもチームの一員だと感じていただけるように、引き続きがんばっていきたいと思います。

ご意見等がありましたら、ヤフー掲示板に書き込むのではなく、直接お伝えいただければと思います。もう一度、ご登壇いただいた株主のみなさんに大きな拍手を。ありがとうございました。

(会場拍手)

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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